
『風の谷のナウシカ』クシャナに扮する「白菜チャン!」さん(X:@keisankira)、撮影:「しゅん」さん(X:@syunS660)/写真提供:「白菜チャン!」さん
【画像】え…っ!「再現度やばい」「美しすぎ」 こちらが『ナウシカ』クシャナの美麗コスプレです(6枚)
自作甲冑のクオリティーすごっ!
スタジオジブリ作品『風の谷のナウシカ』は、世代を超えて愛され続ける不朽の名作です。主人公ナウシカの純真でまっすぐな強さはもちろん、トルメキア王国の皇女クシャナの凛々しい姿も、多くのファンの心に深く刻まれています。
そんな『風の谷のナウシカ』の「クシャナ」のコスプレ写真が、その完成度の高さでSNS上で話題を集めました。コスプレイヤーの「白菜チャン!」さんがX(旧:Twitter)に投稿した写真は、2024年5月に大阪府で開催されたコスプレイベント「日本橋ストリートフェスタ(ストフェス)2024」で撮影されたもの。自作した重厚かつ華やかな甲冑、そして凛とした表情が、まるで作品から飛び出してきたかのような迫力です。
「白菜チャン!」さんがクシャナのコスプレに挑戦したのは、幼い頃から大好きだった『風の谷のナウシカ』への深い思い入れがあったから。幼稚園の頃はポケットでダンゴムシを飼い「王蟲」と呼んでいたり、自作の蟲笛を持ち歩いたり、駐車場のチェーンを見つけてはメーヴェごっこをしたりしていたそうです。
ナウシカへの憧れから始まったその思いは、成長するにつれて甲冑をまとう強い女性への尊敬に変わり、次第にクシャナのカリスマ性や優しさ、威厳と人間味に惹かれていったのだとか。「顔も良い。理想の上司。顔が圧倒的に良い」とクシャナへの愛を語ります。
実は5年前からクシャナの衣装づくりを進めており、展示会やストフェスでのお披露目を予定していたそうです。しかし新型コロナウイルスの影響でイベントが中止となり、衣装は塗装寸前のままクローゼットにしまわれていました。「5年ぶりにストフェスが復活したので、ようやくお披露目できました。埃まみれでくしゃみが止まりませんでした。クシャナだけに」と笑いを交えて振り返ります。
制作で最も大変だったのは、原作版の甲冑を映画版仕様に急遽作り替えたことと、自宅に作業スペースがないなかで筆塗りを行ったことでした。胴体のうろこ部分は一枚ずつ手塗りで仕上げ、「腰が爆発しました」と白菜チャン!さん。手伝ってくれた実兄も同様に腰を痛め、ふたりで整骨院に通ったそうです。「広いベランダのある家に引っ越したいです」と笑う姿からも、制作への情熱が伝わってきます。
造形面で工夫したのは、耐久性の向上でした。過去に大型造形で参加した際、人混みのなかで破損した経験があったため、今回は裏面からグルーガンでしっかり補強を重ねたといいます。その結果、イベント中に壊れることはありませんでした。また、理想のゴールド塗料を見つけるまでに1週間悩み続けたというエピソードも印象的です。
SNS上ではクシャナのコスプレ写真が反響を呼んだことについて、本人は「なんかすみません」と照れ笑いを浮かべながらコメント。その控えめな姿勢の奥には、ひとつの作品を丁寧に作り上げる職人としての誇りと、コスプレを心から楽しむ気持ちが感じられます。
