ヴィジュアル系バンドのオタクをしているのだが、オタク仲間に “週1ペースで大阪〜東京を夜行バス(ヤコバ)で往復している” という猛者がいる。この話の何が怖いって、それが1人ではなく複数人いること。さらに彼女たちが、それを日帰りで遂行していることだ。
2025年、私の推し活費用の総額はゆうに3桁を超えており、このままいくと生活とか人生に甚大な被害が及ぶことは避けられない状況。「ヤコバで眠れない」という繊細な一面を持つ私だが、もう新幹線に乗ってる身分じゃないことは明白である。
ってことでヤコバのプロ(オタク)に「どうすればヤコバで眠れるのか」を聞いてみた……そして実践してみた!!
・週1ヤコバ2連泊の実態
なお「日帰り往復ヤコバ」は “夜に大阪を出発して東京に早朝到着 → その日の夜に東京を出発して大阪に早朝到着” という流れのことで、事実上の「ヤコバ2連泊」を指す。
そんな日帰り往復ヤコバを週1ペースで敢行している友人に「つらくないのか?」と尋ねたところ、「毎回爆睡し、気づいたら到着しているので問題ない」との答えだった。つよい。
しかしながら「ヤコバで爆睡するためには4つのグッズが必要不可欠」なのだそうで、決して “どこでも寝れる才能の持ち主” とかではないようだ。そんなヤコバのプロこと私の友人がすすめる『ヤコバで爆睡するための4種の神器』をご紹介しよう。
まず『ヨックレスト』(Amazonで購入時点で税込1293円)と『ヨックネール』(Amazonで税込1327円)。かのJTBが作った腰クッションと枕である。「腰クッションと枕であれば、別にどのメーカーでもいいと思う」と友人談だが、せっかくなので同じものを買いました。
それから『着圧ソックス』と『アイマスク』。この4つがあれば、過酷な4列シートも怖くないのだそう……本当かな? さっそくやってみよう!
・いい感じかもしれない?
とはいえ大阪から東京はちょっと距離が長すぎて怖いので、今回は名古屋から東京へ行くヤコバ(所要約6時間)で検証することにしたぞ。
名古屋駅前を23時過ぎに出発するヤコバは、平日ということも手伝ってか税込3300円と激安だった。もしヤコバを駆使できるようになったなら、2026年の私の生活はグッと豊かなものになるだろうな。
無事にヤコバへ乗り込み、腰クッションと枕に空気を注入。着圧ソックスは事前に着用しておいた。てか久々に乗ったけど、最近のヤコバって結構快適なのな!? これなら案外グッスリ眠れるかもしれない!? 頼むぞ4種の神器!! そして1時間後……
金縛りにあった。
