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小椋藍、MotoGPクラスでの凱旋レースは右手指に”ヒビ”の苦しいコンディション「痛みはあるがやるしかない。まずはFP1」

小椋藍、MotoGPクラスでの凱旋レースは右手指に”ヒビ”の苦しいコンディション「痛みはあるがやるしかない。まずはFP1」

トラックハウスの小椋藍は、MotoGP第16戦サンマリノGPで転倒した際に負った右手の怪我について、日本GPへの影響はまだ分からないため、FP1で確かめていきたいと語った。

 サンマリノGPでの転倒の結果、小椋は右手の指に骨挫傷を負ったと報告されていた。ただそれから2週間後の日本GP直前になり、実は中指と薬指にヒビが入っていたと小椋が明かした。小椋にとってはタイミングの悪いことに、MotoGPクラスでの初の母国戦を怪我の状態が危ぶまれる中で迎えることになってしまった。

 日本GPの走行開始前日の25日(木)に、メディアの取材に応じた小椋は、身体の状態について「痛みはある」と明らかにしており、まずは初日FP1から状態を確かめていきたいと語った。

「指に2箇所ヒビが入っています。(日本GPでは)メディカルチェックの必要性とかは無いんですけどね」と、小椋は言う。

「日本に戻って来てから(バイクに)乗ってみました。感覚は何となくですがそれで理解することができています。ただミニバイクとは違って、MotoGPバイクのブレーキングのGなどを受けてどうなるかは分からないですね」

「どちらにしろ痛いには痛いので、この身体で乗っていくしかありません。踵については歩いている時のほうが痛いくらいで、バイクに乗る分には問題ないと思います。まずは明日の朝(FP1)どうかですね」

「状況が状況なので、(母国戦なのに)あまり良い気持ちではないです。ミサノでなぜあんなコトに、と思いますが、もう来てしまっているので、自分にできる精一杯で走れればと思っています」

 普段の取材でも冷静沈着な様子を崩さない小椋は、最高峰クラスでの凱旋レースとなっても、その様子に変わったところは見られなかった。

 本人は「そう見えないだろうけど、緊張していますよ」とはにかみながら答えていたが、26日からセッションが始まったあとの彼の表情に変化が見られるのか、注目したいところだ。

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