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BEYOOOOONDS、ニューアルバムを引っ提げてZepp Haneda(TOKYO)で単独ライブ「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」を開催

BEYOOOOONDS、ニューアルバムを引っ提げてZepp Haneda(TOKYO)で単独ライブ「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」を開催

約3年ぶりのアルバムを発売したBEYOOOOONDSが単独ライブを開催
約3年ぶりのアルバムを発売したBEYOOOOONDSが単独ライブを開催 / ※提供写真

BEYOOOOONDSが12月18日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」を開催した。

■ニューアルバム収録の新曲「ポジティブプログラム」でスタート

10月、11月にショーとオペレッタ(音楽劇)を融合させた「BEYOOOOOPERETTA(ビヨオペレッタ)」、11月にはBEYOOOOONDS×SYMPHONIC(交響楽)をテーマにしたフルオーケストラとのコンサート「BEYOOOOOPHONIC(ビヨフォニック)」と、短期間でタイプの違うライブを見せてきたBEYOOOOONDS。

今回は12月10日にリリースし、オリコン週間アルバムランキング初登場3位(12月22日[日]付)を獲得したニューアルバム『BEYOOOOONDS 3rd』を引っ提げてのライブとなり、どんなパフォーマンスを見られるのかとファンからは熱い期待が集まった。(なお、メンバーの清野桃々姫は休養中のため欠席)

開演前から熱気に包まれるステージにピンクの愛らしい衣装に身を包んだメンバーが現れると、ファンからは大きな歓声が上がる。衣装は今回のライブのために制作されたもので、アルバムジャケットの世界観を踏襲したカラー、そしてそれぞれの個性に合わせたデザインがポイント。

ライブのオープニングを飾るのは、アルバムに収録された新曲「ポジティブプログラム」。ファンクサウンドと力強いボーカル、そしてメンバーの里吉うたのが手掛けた振り付けでファンの心をグッと掴み、歌詞の「ポジティブ」に合わせたピースサインなど、キャッチーなダンスで会場も一体となっていく。

■自己紹介ソングで会場が大盛り上がり

MCでは、まず高瀬くるみが「『LIVE BEYOOOOONDS 3rd』へようこそ!」とあいさつ。ライブタイトルにもなっているニューアルバムの発売に触れ、「いっぱい聴いてくれていますか?」「新曲の予習はばっちりですか?」と投げかけると、ファンは大歓声で答えた。

続けて「初めてBEYOOOOONDSのライブに来た人ー?」「メンバーの顔と名前がまだ一致してない人ー?」と尋ねると、客席からは次に披露する楽曲を察してか、多くの手が上がる。平井美葉が「ちょっと予想外……(笑)」と笑いながら、「せっかくですから一人ずつ自己紹介いってみよう!」と、それぞれの魅力や特技が歌詞に盛り込まれたグループにとって初の自己紹介ソング「自己☆SHOW☆TIME」がスタート。

間奏では岡村美波がDJパフォーマンスを披露するなどパフォーマンスでも個性の豊かさを見せ、また休養中の清野のパートでは会場がメンバーカラーのオレンジに染まり、「ももひ!(清野の愛称)」とメンバーとファンが一体になる。

さらに宇宙を思わせる幻想的で壮大なサウンドの「恋する銀河」、柔らかく甘いボーカルを堪能できるボサノヴァ調の「マイ・ファースト・ピアス」、西田汐里のホイッスルボイスが印象的なアルバム新曲「恋する私は無重力」と、恋をテーマにした楽曲を続けて披露した。
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より / ※提供写真


BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より / ※提供写真

■MCでのトークテーマは「人生」

西田の「楽しんでますかー?」の投げかけから、西田と江口紗耶のMCに。西田が「最近楽しかったことはありますか?」と江口に尋ねると、大阪でアルバムプロモーションをしたあとに「2人で焼肉を食べたこと」をあげる。西田が「紗耶ちゃんが焼肉、大好きなんですよ。週何回行ってるんだっけ?」と聞くと「多い時は週5!」と答え、ファンを驚かせた。

その後、江口の「こちらの曲で盛り上がりましょう!」の曲振りから、ニューアルバム収録の「That's LIFE!」ではサンバにのせた美しいハーモニーと掛け声で、「Oh!カンターレ」では小林萌花が演奏するピアノとそれぞれの真っすぐな歌声で、さらにパフォーマンスへと引き込んでいく。

平井・小林・里吉のMCでは、前に披露した2曲に関連して「人生」をテーマにトーク。小林が「小さい頃の夢は?」と聞くと、里吉は「最古の夢はテーマパークのダンサーさんだった」と話す。平井は“高いところに登りたかった”“職人なところがカッコいい”という理由で、「大工さんになりたかった」という意外な回答。

そして小林は小さい頃ぷっくりしていたことがきっかけで、「お相撲さん!」とさらに驚きの夢を語る。そんなそれぞれのエピソードを「バラバラの夢を持った3人がこうやって同じステージに立ってるって面白いね」と平井がキレイにまとめ、続いてのパフォーマンスへ。

■「声変わり」「心が強くなった」と3年で成長したことを明かす

次のブロックでは、振りに合わせた間奏のコールがユニークな「WORKER讃歌」、パフォーマンスのコミカルさと疾走感が心地いい「Do-Did-Done」、「+」や「-」など数学をモチーフにした振り付けが楽しい「求めよ…運命の旅人算」、ミュージカルのようなステージングで展開していく「夢さえ描けない夜空には」と、グループの振り幅の広さを見せる。

高瀬・前田こころ・岡村のMCでは、ニューアルバムの発売が約3年ぶりというところから「この3年で成長したこと」について話し始める。岡村は「声変わりした!」といい、今回のアルバムにも収録された4thシングル「求めよ…運命の旅人算/夢さえ描けない夜空には」リリース時が「声変わりを経て、低音を褒められるようになったのがこのあたりだったと思う」と振り返る。

「心が強くなった」と話す前田は「この下半期でさらに追い上げてる気がする」と話し、過去に"前田ストロングこころ"と呼ばれていたことにちなみ「2026年は“前田ハイパーミラクルストロングこころ”になります!」と意気込む。そして「身長が伸びました!」と高瀬。1cm伸びて151cmになったそうで、長身の前田と岡村に「すごい!」と言われ、照れ笑いする高瀬の姿にファンも笑顔に。
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より / ※提供写真


BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より / ※提供写真

■ニューアルバム収録曲「心の旗」で本編を締めくくる

「私たちの成長、ビヨーンと伸びた部分を見ていただけると思います」という高瀬のコメントから、ラストスパートはクールな雰囲気で見せる「ディスコ・カーニバル」、「最KOO」コールで高まっていくDJ KOOとのコラボ曲「最KOO DE DANCE」、俳句と旅をテーマに、軽やかでどこか切ないサウンドで聴かせる「Go City Go」、エネルギッシュなラップや煽りで会場をより熱くした「フックの法則」、パワフルなコーラスとキレのあるダンスが見どころの「灰toダイヤモンド」を立て続けにパフォーマンス。

そして本編最後に披露したのは、ニューアルバムから「心の旗」。前田の歌い出しで一気に楽曲の世界観に引き込み、重みのある声や曲の情景を想像させるような表情ひとつひとつが会場全体に深く染み渡っていった。

熱いBEYOOOOONDSコールを受け、アンコール1曲目は「夢の即興劇」を披露。グループにとって初めての全編バラード曲で「カノン」や「別れの曲」というクラシックの名曲が入れ込まれており、「この夢を続けよう」と今のグループにも重なる歌詞や、メンバーの歌声に寄り添う小林のピアノが余韻を誘う。

■前田こころ「みんなでアリーナに立ちたい」

今回が2025年最後の単独ライブということで、ひとりひとりが感想を伝えた。西田は「たくさんの人に応援してもらってるんだなと感じる一年でした」と話し、江口は「より一層ライブを楽しいと感じられた」と2025年を振り返る。「今年はあんまり夢を口に出してなかった」という前田が「みんなでアリーナに立ちたい」と涙声でこれからの目標を語ると、会場からはその思いを後押しするように大きな拍手が響いた。

岡村はメンバーのMCやパフォーマンスする姿から「新たなスイッチを入れることができた」といい、平井は「五臓六腑に染み渡るBEYOOOOONDSの優しさ、温かさに触れた一年だった」としみじみと語る。

小林はさまざまな公演を経たことで「BEYOOOOONDSっていろんな人に愛されているなと感じた」といい、里吉は直前に披露した「夢の即興劇」を歌詞にちなんで「みなさんのことを“お守り”だと思いながら歌っている」そうで、さらに「私たちがみなさんの“お守り”になれる瞬間をたくさん作りたい」と力強く伝えた。

■ラストはループの魅力が存分に詰め込まれた「あゝ君に転生」

最後に高瀬は、アルバムタイトルがライブタイトルになっているのは1stアルバム以来だということに触れながら、今回のライブで「その頃から変わらないものもあれば、変わったからこそ今があると感じることができました」と真っすぐに話す。

さらに高瀬は、「変化は怖いことだと思うけど、その先に希望や光があるのならば怖がらずに突き進んでみようと思えたのも、ファンの皆さんや関わってくれる方の存在があったから」と改めて感謝を伝え、「2026年はたくさんの方に会いに行ったり、愛を届けに行けるように頑張っていきたい」というと、会場からは拍手が起こった。

BEYOOOOONDSの魅力のひとつでもある寸劇をあえて封印し、歌とダンスだけで真っ向勝負してきた今回のライブで、ラストを飾ったのは「あゝ君に転生」。彼女たちの大人な魅力を引き出した里吉の振り付け、セリフにラップ、サウンドに織り込まれた清野のトークボックスなどグループの魅力が存分に詰め込まれた1曲で、最後まで実直で力強いパフォーマンスでライブを締めくくった。

今回のライブで披露した楽曲を収録したニューアルバム『BEYOOOOONDS 3rd』は現在好評発売中。またBEYOOOOONDSは、12月30日(火)・31日(水)に「Hello! Project Year-End Party 2025 ~GOOD BYE & HELLO !~」、2026年1月2日(金)からは「Hello! Project 2026 Winter -White Tales-」「Hello! Project 2026 Winter -Silver Trails-」への出演が決まっている。
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より / ※提供写真


BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より / ※提供写真

■「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」セットリスト
12月18日 東京・Zepp Haneda(TOKYO)

M01. ポジティブプログラム
M02. 自己☆SHOW☆TIME
M03. 恋する銀河
M04. マイ・ファースト・ピアス
M05. 恋する私は無重力
M06. That's LIFE _!
M07. Oh _!カンターレ
M08. WORKER讃歌
M09. Do-Did-Done
M10. 求めよ…運命の旅人算
M11. 夢さえ描けない夜空には
M12. ディスコ・カーニバル
M13. 最KOO DE DANCE
M14. Go City Go
M15. フックの法則
M16. 灰toダイヤモンド
M17. 心の旗
<アンコール>
EN1. 夢の即興劇
EN2. あゝ君に転生
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より
BEYOOOOONDS「LIVE BEYOOOOONDS 3rd」より / ※提供写真

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