最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
永瀬廉&高橋海人、駆け抜けた一年を締めくくるアルバムに手応え「さすが50TAさんだなと」「一番我慢したのは照れだったかも」

永瀬廉&高橋海人、駆け抜けた一年を締めくくるアルバムに手応え「さすが50TAさんだなと」「一番我慢したのは照れだったかも」

『STARRING』プレミアナイトの囲み取材に登壇した高橋海人、永瀬廉
『STARRING』プレミアナイトの囲み取材に登壇した高橋海人、永瀬廉 / 撮影=阿部岳人

King & Princeが、7thアルバム『STARRING』リリース記念プレミアイベント「『STARRING』プレミアナイト」を12月20日に都内で開催。永瀬廉と高橋海人が、イベント前に行われた囲み取材に出席した。

■高橋海人「胸を張って皆さんに聞いてもらえるものになった」

――本アルバムの特に注目ポイントは何でしょうか?

永瀬:今回のアルバムのテーマが「映画」ということで、SNS等で広がってくれた「Theater」をはじめ、全12曲が収録されています。そのうちの11曲それぞれを架空の映画の主題歌に見立て、特報もポスターも作ってという、King & Prince史上今までにない規模感です。本当に壮大なアルバムになっているので、“ここ”というよりも、どこに注目したらいいのか分からないほどに壮大なアルバムというところが注目ポイントですね。

高橋:自分は表題曲の「Theater」が注目だなと思っていて。廉が言ったように、今回のテーマが「映画」ですので、全曲に対して架空の映画があり、その主題歌という立ち位置で曲作りをさせていただいて。中でも「Theater」という曲は、映画館でこのアルバムの全曲が流れているような、「STARRING」のテーマソングのような曲です。

Ayumu Imazuくんが楽曲制作、振り付けまで携わってくれて。パンクをベースとしたトラックに現代らしい歌詞が織り交ざっていて、頑張っている皆さんを労ってハッピーにできるような、そんなパーティーチューンになっているかなと思います。

MVもニューヨークに撮りに行かせていただいて。…僕たちは行ってないんですけど(笑)、チームが行ってくださり、ニューヨークを舞台に撮影をしています。シチュエーションも多く、MVを見てくださる方を飽きさせないというところもポイントかなと思います。

SNSでもいろいろな方が踊ってくださったり歌ってくださったりと、総再生回数が一億回を超えたということに、自分たちが一番びっくりしていて。もっともっと盛り上げていきたいなと思える楽曲になっています。

――改めて、今回の企画を立ち上げたきっかけ、経緯を教えてください。

永瀬:1年以上前よね。

高橋:1年以上前ですね。(前作)「Re:ERA」が終わるタイミングで、次のアルバムは何にしようかという話をしたのですが、「映画」というテーマのものをずっとやってみたかったところはありました。ただ、アルバムに落とし込む上で、テーマ性と楽曲のバランスを取るのがすごく難しかったんです。

ですが、自分たちがお芝居のお仕事もたくさんさせていただいて、ありがたいことに主演もさせていただいて。今のキンプリだからこそできることではあるかもしれないというふうに気付いたんです。そこから、楽曲を主題歌として落とし込んで、よりいろんなエンターテインメントをたくさん作り、その先に音楽があったら、皆さんが深い解像度で自分たちの曲を聞いてくれるのではないか、というところが最初ですね。そこからまず、自分たちで分厚い資料を作り、チームの方々にもプレゼンをしました。

――ご自身で資料を作ってプレゼンされたのですね。

高橋:はい、やりましたね。それは僕が作ってプレゼンをして、廉も乗ってくれて。

永瀬:そこから話し合って、「こうした方がいいんじゃないか」という案をプラスしたり、海人の案をブラッシュアップしていき、この『STARRING』になったね。

――制作される中で、11曲分もの映像を撮るということは並大抵のことではなかったのでは?

高橋:並大抵ではなかったですね(笑)。やってみて気付きました。

永瀬:本当の映画の特報と同じくらいのサイズ感(1~2分)でしたし、しっかり台本もそれぞれありましたし。それぞれあらすじもしっかり書いてあり、本当に一つ一つ作り込んでいましたね。全てお話も違いますし、作っている側だった自分たちでも「すごいな」と思うくらいのものだったなと思います。

――ドラマや映画、コンサートや花火など、どこからその時間を捻出しているのだろうと思ってしまうくらいに、とても忙しい中での制作だったと思います。

高橋:身を削ってというか(笑)、一日24時間では本当に足りないなと思う1年でした。廉もたくさんの作品に出演させていただいていましたし、自分もいろいろとやらさせていただく中、その合間を縫って、みんなで気合いを入れて鼓舞し合ってやっていましたね。

一つのアルバム制作にかける時間では絶対にないというほどの時間を掛けて、心も込めて作っていたので、自分たちの達成感もすごくあり、胸を張って皆さんに聞いてもらえるものになったと思います。

■高橋海人「お芝居で廉と向き合うということがすごく大変でした(笑)」

――中でも一番大変だったことはなんでしょうか?

永瀬:特報の撮影は、一日に3作品分など朝から夜までやっていました。もちろん衣装も髪形も違いますし、「今これ何本目やったっけ?」となるようなスケジュールで撮影したことは大変でしたね。

高橋:自分の中で大変だったのは、お芝居で廉と向き合うということがすごく大変でした(笑)。気持ちを切り替えるのがめちゃくちゃ照れるんですよ。にらみ合ったりするシーンなどもあって、カットがかかった瞬間に目を背けちゃうというか。照れますね、お互いの作品の現場も知らないですし。

永瀬:そうね。逆に言うと、これでもうお互いお芝居をしたので、(今後)二人の映像作品のお話がきてももう照れなくなったので、そこは良かったかなと思いますね。

高橋:確かに。この先大丈夫だよね。

永瀬:そう、この先はもう大丈夫になったので(笑)。

――やはり映像作品で一緒にお芝居することは照れるものだったんですね。

高橋:めちゃくちゃ照れます。

永瀬:役として目が合うってすごい照れるよね。

高橋:そうなんですよ。一番我慢したのは照れだったかもしれないです。

高橋海人、永瀬廉
高橋海人、永瀬廉 / 撮影=阿部岳人


――今作には11の物語がありますが、その中でもお気に入りのものや撮影エピソードなどがあれば教えてください。

永瀬:「HEART」を主題歌としている「MODERN LOVE」ですかね。ポスターでは二人が寝転がっているちょっと夏っぽい感じのポスターを作成した映画なんです。この撮影が楽しかったよね。

高橋:楽しかったね。

永瀬:海に行ったり、…あれ、髪切った?

会場:(笑)。

高橋:今?(笑) よく気付いたね。ちょっとすいて、ほんの少し整えただけなんですけど。

永瀬:(記者に向かって)ちょっと髪切りました、彼。今日のために。

高橋:ちょっと恥ずかしいから(笑)。今日のためにとか言うと恥ずかしい(笑)。

永瀬:すごいすごい。

高橋:よく気付きました。さすが廉。

永瀬:すごいびっくりした、今。すみません、ちょっと驚いてしまって(笑)。

高橋:(笑)。

永瀬:「MODERN LOVE」の撮影では海に行ったり、プールも付いているすてきなヴィラみたいなところをお借りして、(撮影した)季節も暑い時期だったので、夏らしい甘酸っぱさもありつつ青春のような。

高橋:プールに飛び込んだりね。

永瀬:そうそう。そういう撮影ができて楽しかったですね。

――色合いもとてもすてきでしたね。

高橋:そうですね。色のトーン感もすごくチームのみんなで意識していて、キンプリらしいカラーってなんだろうとたくさん話し合って落とし込んだなという思い出があります。

■永瀬廉「早く頂きたがってる人たちが多いんだなと」

――11作品の特報を撮影されていますが、実際に映画本編を作りたいと思われた作品はありますか?

永瀬:「君が誰で、僕が誰でも」という作品ですね。雪山のあるコテージで殺人事件が起きてしまい…というミステリーなのですが、その続きのストーリーがすごく気になって。そういう機会があるならば、その物語を映画として撮って、真相を知りたいですね。

高橋:考察界隈をうならせたいね。

永瀬:そうだね。

高橋:僕は、50TAさんが作ってくださった「希望の丘」が主題歌になっている「雷藤兄弟」という作品ですね。(高橋と永瀬が)兄弟の設定で、亡くなってしまった父親がずっと夢見ていた紙飛行機を飛ばして世界一を取るという謎設定ではあるんですけど(笑)。撮らせていただいた特報の中でも、二人でアドリブ多めで口げんかをするシーンがあり、それをもっと長くやりたいなと。普段ののしり合うことがない僕らなので、逆に面白さもあり、皆さんにも見てほしいなというふうに思いました。

――50TAさんとのコラボもとても話題になっていますが、いかがでしたか?

永瀬:50TAさんの楽曲は本当に僕らが期待していた以上のもので、さすが“音楽界の革命児”50TAさんの曲だなと感じざるを得ないような楽曲でした。先輩のWEST.の方々からも、「めっちゃいいね、あの曲うらやましいわ」と言っていただいたり、友達からも「早く頂きたい」というメールをもらったり。それくらい「希望の丘」が皆さんの元に届き、早く頂きたがってる人たちが多いんだなというのを実感しましたね。

高橋:最初に楽曲を聞かせていただいた時に、大爆笑したとともに感動して。J-POPの歌詞史上で「差し上げます」「頂きます」という歌詞はなかったですよね。なんだこれは…!と思って。ですが、1曲を通して聞いているとどんどん深く感じてきて、当たり前だと思って気付いていない幸せもたくさんあるよねと。笑ったり、心がグッときたり、ハッピーな気持ちになれる楽曲作りをされていることに、本当にセンスのある方だなと思いましたし、すごく光栄な機会だなと。日本中の方々とコール&レスポンスしまくりたいなと思っています。

■永瀬廉、高橋海人の今年の漢字は…

――2025年も残りわずかとなりました。2025年を振り返ってどんな1年でしたか?

永瀬:2024年の終わりに「2025年のKing & Princeは?」と聞かれた際、ファンの方々にサプライズが多い1年になりますとお話したのですが、宣言通りの1年になったかなと。ディズニーさんとコラボさせていただいたり、タイアップの曲もたくさん出させていただいたり、花火イベントを開催したり、ライブをやったりと、1年間、飽きさせることのないような活動ができたんじゃないかなと思っています。そして、たくさんファンの方々と会えた1年だったので、King & Princeとしても手応えや充実感のある1年間だったなと思います。

――では、2025年を漢字一文字で表すと?

永瀬:「魚」で。

高橋:魚!? どうしたの。魚…?

永瀬:今年は本当に…魚と言ってもマグロのイメージだったんですけど、本当に一回も止まっていないなと。ずっと泳ぎ続けているなと。

高橋:あ~そういうことか。

永瀬:そうそうそう。(記者からの声に応じ)確かに漢字マグロありますね。(漢字一字は)「鮪」で!なので、泳ぎ続けた上にいい餌を食べて脂も乗って、みたいな。

高橋:確かに。

永瀬:結構良くない?

高橋:今釣り上げられたら…

永瀬:そうそう。

高橋:絶好だよね。

永瀬:今、めちゃめちゃおいしい状態ですね、我々は(笑)。なので「鮪」ですね。

――高橋さんはいかがでしょうか?

高橋:僕は…うーん、照れるって漢字ってないですよね?

永瀬:あるある。

高橋:ありますね、書いたことありました。習いました(笑)。

永瀬:岩本照くんの「照」じゃない。

高橋:そうだ、照くんの字だね。…照れるですかね。今回、作品で廉と向き合って照れたっていうのはもちろんあるんですけど、…今、めちゃくちゃ頑張って、いい話にしようとしているので(笑)。

永瀬:(笑)。

高橋:自分が今年ちょっと体調を崩してしまったこともあったのですが、本当にたくさんの人たちに支えられていて、King & Princeでいることがありがたいなと思いましたし、堂々としようって思いましたし、楽しもうと改めて思ったので、皆さんの前に立って何かパフォーマンスすることに対しての自信と覚悟がすごくついて。これから先、照れることはないなと思いましたので、今年が“照れ納め”ということで、「照」でお願いします。

■高橋&永瀬「楽しみ尽くしてほしい」「全部を堪能していただけたら」

――2026年に向けての抱負をお願いします。

高橋:ぶちかましたいですね(笑)。毎作品、ライブもそうですが、毎回King & Princeの中の最高到達点を更新していかないといけないと思っていて。2026年に考えてることも準備していることもたくさんありますし、皆さんを驚かせることができるものがそろっているので、あとは自分たちが本気で取り組み、思いきりぶつかっていくだけだなと。あとは体調には気を付けて、頑張りたいなと思います。

――最後にファンへメッセージを。

高橋:これだけ自分たちが長い間料理してきた作品を、ファンのみんながすごく堪能しようとしてくれている気持ちもたくさん伝わってきて、うれしいしいなと思ったり、頼もしいなと思ったり…すごく感謝ばかりの日々です。自分たちのものを平らげるつもりで、楽しみ尽くしてほしいなと思っています。

永瀬:やはりファンの皆さまの反応が一番気になりますし、うれしいです。今作は本当にすごいことをさせていただいて。スケジュールも含め、本当にKing & Princeも暇ではないのですが(笑)。その中で、皆さんに驚いてほしい、喜んでほしいという一心で、頑張って『STARRING』というアルバムを完成させました。ぜひ余すところなく、楽曲、特報、ポスターなど全部を堪能していただけたらなと思います。

※高橋海人の「高」ははしごだかが正式表記

あなたにおすすめ