各メーカーが新モデルを発表するなど話題に事欠かなかったが、最も注目を集めたのがトヨタブースで発表された「センチュリーのブランド化」だ。
「センチュリー」とはトヨタの最上級車種で、主に政財界のリーダーなどを後部座席に乗せることを前提とした黒塗り車の代表格。価格帯も2700万円~となっており、とても庶民には手が届かない車種だが、このセンチュリーが今後トヨタの1車種ではなく、「センチュリー」として「レクサス」のようなブランドになる。
つまりトヨタの「センチュリー」ではなく、センチュリーの「〇〇」という呼び名になるのだ。
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『センチュリー』ブランド化は当然の流れ?
ブランドのランクとしては高級ブランド「レクサス」よりもさらに上位となるというのだから、ライバルは「ロールスロイス」や「ベントレー」となりそうだ。
トヨタがこのタイミングで「センチュリー」をトップブランド化した背景には、世界的に超富裕層が増加しているという実情がある。
「現在、ホンダの四輪部門が苦戦しているのは、利幅が薄い軽自動車が自社の上位車種の市場を食ってしまっているためといわれています。今、自動車メーカーは、1台当たりの利幅が厚い車をいかに1台でも多く売るかということに注力しています。『センチュリー』のブランド化は当然の流れでしょう」(自動車評論家)
トヨタの豊田章男会長は「『センチュリー』は日本の製造業の素晴らしさを見せつけるブランドにする」と意気込んでいる。
超富裕層ビジネスマーケットに、トヨタがジャパンパワーでどのような旋風を巻き起こすのか注目だ。
「週刊実話」1月1日号より
