髪の乾燥対策をしようとしても、ヘアオイルやヘアミルクなど、種類がたくさんあってよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
スタイリング剤は、自分の髪質や悩みに合ったものを選ぶことで、その効果を十分に発揮します。
今回は乾燥髪のケア方法について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
朝のスタイリング、うまくいかない…

冬が近づき空気が乾燥してくると、肌だけでなく髪も乾燥します。
乾燥により髪のキューティクルが開き、そこから水分が失われてしまうからです。
そのため、冬はとくに髪の保湿ケアに力を入れるべき季節だといえるでしょう。
髪が乾燥すると、髪のゴワつき、パサつき、広がりなど、さまざまな髪のトラブルが起こりやすくなります。
髪のトラブルに適切に対処するためには、自分の髪質や悩みに合ったスタイリング剤を選ぶことが肝心です。
「いつもと同じスタイリング剤を使っているのに、最近なぜかうまくいかない」と感じたら、スタイリング剤を見直してみるのがいいかもしれません。
ヘアオイル?ヘアミルク?「なりたい質感」で選ぼう

ヘアオイルとヘアミルクは、どちらも髪のケアに用いられる代表的なスタイリング剤です。
自分の髪質、悩み、目指したいスタイルに合わせて選びましょう。
つやがあり、まとまりのある髪を目指しているならヘアオイルがおすすめです。
ヘアオイルの油分が髪の表面をコーティングすることで、水分の蒸発を防ぐだけでなく、外部の刺激から髪を守ってくれます。
油分が髪のボリュームを抑えてくれるため、髪が太くて硬い人、ゴワつきや広がりが気になる人に向いています。
ふんわりとした自然な質感を目指すならヘアミルクがおすすめです。
ヘアミルクは油分と水分をバランスよく含んでいるため、高い保湿効果が期待できます。
髪になじみやすいため、髪が細くて柔らかい人、乾燥で毛先がパサつく人に向いています。
