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虎杖悠仁の声優・榎木淳弥「呪術廻戦」第3期の見どころは“脹相vs直哉”「原作にはないような描写がある」

虎杖悠仁の声優・榎木淳弥「呪術廻戦」第3期の見どころは“脹相vs直哉”「原作にはないような描写がある」

榎木淳弥が第3期に向けてコメント
榎木淳弥が第3期に向けてコメント / ※提供写真

TVアニメ「呪術廻戦」第3期「死滅回游 前編」(毎週木曜深夜0:26-0:56、TBS系)が2026年1月8日(木)より放送されるのに先駆け、12月20日より第1期、12月24日(水)より第2期「呪術廻戦」「懐玉・玉折/渋谷事変」、12月26日(金)より「劇場版 呪術廻戦 0」が、TVerにて配信開始される。これを記念して、「呪術廻戦」の主人公・虎杖悠仁役を務める声優の榎木淳弥が、第3期の見どころと第1期・第2期を振り返るコメントが発表された。

■人間の負の感情から生まれる呪いと呪術師との闘いを描くダークファンタジー

本作は、芥見下々によるコミック「呪術廻戦」を原作にしたダークファンタジーアニメ。人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描く。2020年にテレビアニメがスタートし、2021年に映画「劇場版 呪術廻戦 0」、2023年にアニメ第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」を放送。国内のみならず全世界で反響を呼んだ。

■「呪術廻戦」第3期「死滅回游 前編」あらすじ

第3期では、史上最悪の術師・加茂憲倫が仕組んだ殺し合い「死滅回游」へ。「渋谷事変」を経て、魔窟と化す全国10の結界(コロニー)。そんな大混乱の最中、虎杖の死刑執行役として特級術師・乙骨憂太が立ちはだかる。絶望の中で、なおも戦い続ける虎杖。無情にも、刃を向ける乙骨。加速していく呪いの混沌。同じ師を持つ虎杖と乙骨、2人の死闘が始まる――。

■榎木淳弥 コメント

――いよいよ第3期に突入します。虎杖悠仁として作品に向き合う気持ちに変化はありますか?

特別な変化はないと思いますが、やっぱり年々「呪術廻戦」という作品をより多くの皆さまに見ていただいているな、という実感はあって。もちろん最初からそうですが、大勢の方が見るということを覚悟して、それに恥じないような、皆さんに楽しんでいただけるような作品になればいいなと思いながら、毎回頑張って収録に臨んでいます。

――虎杖を演じるにあたって意識している部分、また第3期で新たに見せていきたい一面はありますか?

第3期は「渋谷事変」から地続きのお話なんですが、「渋谷事変」の最後にはかなり精神的に打ちのめされるような状況が続いていて。孤独感があったり、メンタル的にかなり疲弊している状態からのスタートなので、そのあたりは気にして演じています。

――第1期の第1話と比べると、気持ちの変化がかなり大きいキャラクターですよね。

もはや高校生ということをちょっと忘れそうになるくらい(笑)。「いろいろあったなぁ」と感じますね。

――演じ方の違いについては、意識するというよりも演じる中で自然と変わってきたのでしょうか?

そうですね。特別に何かを変えようということはあまりなくて。テレビ放送が始まってから数年たつので、僕自身も変わってきていると思いますし、その自分の変化が自然に乗ったら、違って聞こえるのかなとは思っています。

――第1期から第3期を通じて、虎杖が成長したと感じる瞬間はありましたか?

最初は「なぜ戦うのか」が曖昧だったところもありましたけど、自分の戦いに向ける気持ちみたいなものに、「渋谷事変」を通して徐々に気付いていった。自分の本心をちゃんと自覚できるようになったというのは、一つ成長したところなんじゃないかなと思います。

――第3期の収録で、特に印象的だったシーンはありますか?

第1話、第2話は静かなシーンが多いんですが、アクションシーンもところどころに挟まっていて。収録の段階から、かなり面白い画作りを目指しているんだなと感じました。今までもすごいクオリティーのアクションでしたけど、今回もまた監督がいろいろな映画からインスピレーションを受けているのかな、と勝手に想像しています。いろいろなカメラワークが組み込まれていて、そこは収録していても印象的でしたね。

――芝居する中で“この声優さんから刺激を受けた”など、思い出に残っていることはありますか?

天元役の榊原(良子)さんとかは、やっぱり作品に向かう姿勢がとても誠実で。僕よりはるかに大ベテランの先輩ですが、今でも仕事に対して情熱を持って取り組んでいるのがすごいなと思いました。序盤のシーンについて「すごくいいシーンになってたよ」とお褒めの言葉も頂けて、すごくうれしかったです。

――TVerでは第1期、第2期の配信もスタートします。あらためて振り返ってみて、印象的なシーンはありますか?

後半はずっと戦っているので見どころが多いと思いますが、逆に第1期の序盤にある平和なシーンとかは、今となっては珍しいので新鮮に見られるというか。最初に呪霊と戦うところとか、そのあたりが面白いなと思いました。

――第1期、第2期の“繰り返し見てほしいシーン”も教えてください。

僕がすごいなと思ったのは(両面)宿儺戦ですね。領域展開もありますし、やっぱりすごく派手で面白い。実は領域展開を使えるキャラは少なくて、五条(悟)か、あとは呪霊側に何人かいるくらいなんです。宿儺vs漏瑚も、作画がそれまでの流れとは違うアーティスティックな描写になっているので、おすすめしたいなと思います。

――榎木さん演じる虎杖としては、そんな宿儺から自分に戻ったときの絶望が印象的でした。

かなり慟哭するシーンで、「視聴者の方に印象づけたいな」という狙いがあったので、いろいろと工夫して録った記憶があります。あの辺のシーンは、実際に体を動かしながら収録していたんですが、その様子が動画でも流れたりしていて。(視聴者に)「体を動かしているから、いい芝居」という先入観を与えてしまったことが、少し失敗だったかなという気持ちもありますね。もっとフラットに見てほしかったな、とも思っています。

――それは声優さんならではの感覚ですね。精神的にもかなり重いシーンが多かったと思いますが、メンタル面はどう作っていったのでしょうか?

台本を何度も読み込んで、あとはひたすらその風景をイメージする。とにかくやれることをなんでもやって、メンタルを近づけていました。とはいえ、僕は役から影響を受けることはほとんどなくて。収録している瞬間だけ、気持ちを近づけていく。終わればいつも通りに戻りますし、始まる前も変わらないので、そんなに作品に影響はされないですね。

――最後に、第3期をTVerで見る視聴者へ注目ポイントとメッセージをお願いします。

(禪院)直哉という新しい敵が出てくるんですが、その直哉と脹相が戦っているシーンが見どころですね。原作にはないような描写があるというか、脹相を殴っているときのしぐさが直哉の性格を表しているなと感じて。「こうすると、そのキャラの性格がより際立って見えるんだな」という気づきが面白かったので、脹相・直哉戦はぜひ注目していただきたいです。

芥見先生の素晴らしい原作を受け取って、アニメ制作陣一同で、とても頑張って作っております。TVerさんでも見られるということなので、ぜひ多くの方にもう一度、そして、初めましての方にも見ていただけたらうれしいです。引き続き、応援よろしくお願いします!

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