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『ギャバン インフィニティ』に続く「赤いヒーロー」何が登場する? 熱望される「伝説の男」の再来

『ギャバン インフィニティ』に続く「赤いヒーロー」何が登場する? 熱望される「伝説の男」の再来


【Project R.E.D】の第一弾として発表された『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』ティザービジュアル  (C)テレビ朝日・東映AG・東映

【画像】「えっ、アイツか!」「確かに」 これが東映【Project R.E.D】に登場したら大騒ぎ間違いなしの「伝説的ヒーロー」です(4枚)

「赤い」特撮ヒーローには伝統がある?

 日曜朝の「スーパー戦隊」の後枠として2026に放送予定の『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の新情報が次々と公開されています。同作は東映特撮の新企画【Project R.E.D】の第一弾であり、新たな赤いヒーローが登場するシリーズであるとされています。もし、今後の「赤いヒーロー」が、全くの新規ではなく過去作のリブート、あるいはその要素を一部受け継ぐものであるとするなら、果たしてどのような作品が登場するのでしょうか?

 49作品50年にも及ぶ戦隊ヒーロー作品の休止が報道されてからほどなくして発表された『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』は、大きな衝撃とともにファンに迎えられました。当初、話題となったポイントはギャバンの色が「赤」だったことです。ギャバンの系譜で「赤」といえば「宇宙刑事シャリバン」を思い起こした方も多く、赤いギャバンに戸惑う声もSNSで見られました。

 しかし、今後「シャリバン」を使いづらくなることを承知でギャバンを赤くした制作陣は、おそらく並大抵の覚悟ではありません。新たに公開された情報では金色や銀色のギャバンも登場しており、さらなる色の追加も予想されます。新たな『ギャバン』が何を見せてくれるのかを楽しみに待ちたいと思います。

 さて、特撮の歴史上には膨大な数の赤いヒーローが存在しています。円谷作品の『レッドマン』などはその代表格ですが、元々『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』の企画名が「レッドマン」であり、特撮ヒーロー黎明期から「赤」はきわめて重要な色とされてきました。

 もちろん、東映も「赤いヒーロー」に関しては長い歴史があります。その筆頭とも言えるのが、新作ドラマが放送中の『仮面の忍者 赤影』でしょう。横山光輝氏原作で1967年に実写化された際には大きな人気を獲得し、今なお名作として語り継がれています。2026年に入り『ギャバン インフィニティ』と放送期間が重なる可能性もあり、SNSでは「もしかしたら共演があるのでは?」とひそかに期待する声もあがっています。


『がんばれロボコン』は1974年に登場し、ロボットコメディーの代表的キャラクターとして愛され続けている。もし【Project R.E.D】に参戦となれば衝撃度は抜群?  (C)石森プロ・東映

数ある「赤いヒーロー」のなかで異彩を放つ存在が?

 ほかにも、東映の赤いヒーローといえば、『スパイダーマン(東映版)』や『がんばれロボコン』、『巨獣特捜ジャスピオン』『時空戦士スピルバン』など、挙げればキリがありません。

『宇宙鉄人キョーダイン』や『アクマイザー3』に『超神ビビューン』、『兄弟拳バイクロッサー』など、メンバーのひとりが赤い作品も含めれば、その数は無数といってもよいでしょう。

 しかし、それらの作品のなかで最も目立ち、そして印象に残る赤いヒーローといえば、やはり『怪傑ズバット』でしょう。

 2025年12月には『怪傑ズバット』4Kネガスキャンリマスター版のBlu-ray BOXも発売され、東映特撮YouTube チャンネルで一部エピソードが無料配信、12月14日19時から、TOKYO MXでリマスター版第1話も放送されました。

 親友の「飛鳥五郎」を殺した犯人を探し求めて日本中を旅する「早川健」こと怪傑ズバットを演じるのは、『仮面ライダーV3』の風見志郎や『秘密戦隊ゴレンジャー』の新命明 / アオレンジャー役で活躍した宮内洋さんです。同作におけるケレン味が溢れるキザな演技は、当時の子供はもちろん、大人世代をも魅了し、今なお非常に高い人気を誇っています。もし【Project R.E.D】でズバットのリブートが行われるとしたら、大きな話題となるのは確実でしょう。

 しかし、懸念もあります。当時の宮内さんの演技と同等、もしくはそれを上回る何かを視聴者に印象づけることができる役者は存在するのか? という問題です。もし『ズバット』のリブート企画を動かすとしたら、役者を見い出すのが最も難しい課題となるのは間違いないでしょう。

※本文の一部を修正しました。(2025.12.21 11:54)

配信元: マグミクス

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