AEWコリジョンが現地時間20日、放送(イギリス・マンチェスターで開催)され、昨年覇者オカダ・カズチカがコンチネンタルクラシック公式戦でケビン・ナイトにまさかの敗戦。ゴールドリーグはオカダを含む5人が首位タイで最終公式戦を迎えることになった。
昨年覇者でAEWユニファイド王者のオカダはゴールドリーグにエントリー。初戦で同門のカイル・フレッチャーに敗れたものの、その後はPAC、ジャック・ペリーに連勝し、巻き返してきた。4戦目となったこの日は元IWGPジュニアタッグ王者でもあるナイトと対決。まさかの結末が待っていた。
序盤、オカダはナイトのスピードに対応し、お株を奪う中指で挑発されてもプランチャは決めさせず。場外、リング上とエルボー合戦で火花を散らし、ナイトのスワンダイブ攻撃を不発に終わらせて嘲笑した。が、ドロップキックで場外に蹴落とされると、スワンダイブ式ラリアットを食らって先制を許した。
続くナイトのコーナーダイブはオカダが場外に退避。追いかけてきたナイトをDDTで突き刺す。余裕の笑みを浮かべたオカダはナイトをバリケードに何度も激突させ、リングに戻してもショルダースルー、スイングネックブリーカードロップで追撃。フェースロックで絞め上げた。
粘るナイトもダイビングボディアタックで反撃。フライングラリアット、ジャンピングボディプレスと攻め立てたが、スワンダイブ攻撃はオカダが自爆させた。すかさずリバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップとたたみかけたオカダは中指を突き立て、レインメーカーの構えに入った。が、不発に終わるとナイトがスカイハイボムで逆襲。UFOスプラッシュを繰り出した。
読んだオカダは両ヒザで迎撃。逆さ押さえ込みで転がしてのショートレンジラリアットを叩き込んだ。2発目をナイトがかいくぐってもカウンターのドロップキックをさく裂。レインメーカーで仕上げを狙ったものの、空を切った次の瞬間、ナイトがドロップキックを発射。レインメーカー式飛びつきDDTで突き刺すと、スワンダイブ式ラリアットを見舞った。
オカダもギリギリで肩を上げ、フロム・コーナー・トゥ・コーナーを狙ったナイトをドロップキックで撃墜。レインメーカーが不発に終わっても、カサドーラで飛びつこうとしたナイトをジャーマンで引っこ抜く。そしてレインメーカーの構えに入ったものの、ナイトが首固めで切り返して3カウントが入った。
まさかの敗戦に試合後のオカダは呆然。勝ち点6止まりでマイク・ベイリー戦を残すのみとなった。ゴールドリーグはオカダ、ベイリー、フレッチャー、ナイト、PACの5人が首位タイで最終公式戦へ。一方、ブルーリーグはKONOSUKE TAKESHITA、クラウディオ・カスタニョーリが勝ち点7で首位タイ。勝ち点6のジョン・モクスリー、オレンジ・キャシディが追う状況となっている。

