ついに念願がかなったようだ。
東京ヤクルトスワローズからポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指していた村上宗隆が、シカゴ・ホワイトソックス入りするとMLB公式サイト『MLB.com』のデビッド・アドラー記者が現地12月21日に伝えた。
村上はメジャー球団との交渉期限が、現地12月22日17時（日本時間23日７時）まで迫っていた。そのなかで、ホワイトソックスからの正式な発表はされていないものの、２年間3400万ドル（約51億円）で合意したという。
同メディアは村上を「日本で最も恐れられた強打者であり、スワローズでの8シーズンでNPBの最大のスーパースターの一人となった」と紹介。さらにこう続けた。
「スーパースター級の左打ち強打者としての高い上限により、村上は今冬の市場で最も期待されていたフリーエージェントの一人となった。しかし、彼はまた最も意見が分かれる選手でもあった」
そして出塁率の低さが懸念され、守備は日本で主戦場にしていた三塁手ではなく、DHになると見立てつつ「村上のような可能性を秘めた若く優れた国際的パワーバッターはそう頻繁には現れない」とし、2023年の ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）での活躍を振り返り、こう締めた。
「メジャーでは、村上は26年開始時点において、280本でMLB日本人選手最多本塁打記録の大谷翔平や、10年間のキャリアで175本の本塁打を放ち２位につける松井秀喜のような強打者の足跡をたどろうとしている」
また現地21日には、米スポーツ専門局『ESPN』も村上の２年間3400万ドルでのホワイトソックス入りを報じた。
構成●THE DIGEST編集部
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