5年間の間に取ればよいUSCPAは、資格としても強い
――どれくらいの期間で、どうやったらUSCPAの資格を取得できるのですか?
私が学んだアビタスでのUSCPAの資格取得は、仕事をしながらだと2年間が1つの目安でした。順調にいって1年10ヶ月ぐらいだそうです。教材自体は5年間まで使うことができます。講義と教科書は、日本語で日本人の解説もありますが、試験は英語なので、過去問などは英語で勉強しました。
CPAは、MBAのように学期ごとの勉強という概念ではなく、まず本試験を受けるための単位取得が必要です。私の場合は、毎日2時間カフェでの勉強プラス土日も勉強して、3カ月ほどで本試験のための単位取得ができました。大学で会計を勉強された方は、その単位を取り寄せて審査をして単位換算してもらえる場合もあり、必要な勉強時間や受講費用(受講料のみで60万〜80万円、受験料は別途必要)はまちまちだそうです。
本試験の勉強は、監査法人でのフルタイムの仕事と並行で1年ぐらいかかりました。ただ、日々、日本における会計業務もしていて、一緒に仕事をしていた方の中にはUSCPAの資格を持っている方もいて、いろいろと教えてくださったりで勉強しやすい環境ではありました。
――それでUSCPAの資格取得後、すぐに現在の監査法人に就職されたのですね。
監査法人に絞って就職活動をしたのですが、USCPAを持っていると書類審査はまず通りましたし、監査法人でのUSCPA資格者の需要は多いですね。
また、上位何%を合格にするという日本の公認会計士と違って、USCPAは基準を満たす点数をクリアしているかどうかが合格の基準。4科目の合格が必要ですが、数科目を合格した段階で監査法人に就職して、全科目合格を目指しているという人もいらっしゃいます。
――資格取得のための勉強をしながら仕事をすることも可能なんですね。CA時代の仕事が役に立っていると感じたことはありますか?
CAは、これから自分が何をしますという発信も含めて、情報共有が命。この情報共有が身についていることで、監査法人での仕事でも、何を武井さんにお願いすればよいのかがわかりやすいといわれることはあります。
出向でアシスタントの時は監査業務だったのですが、今は財務アドバイザリー職で、幅広い財務・会計関連のコンサルティング業務をしています。最近は、クライアントや周りの方々へのヒアリングなどやりとりもあって、前職で培った情報共有やコミュニケーション力が役に立っていると感じています。
――資格取得をして転職してよかったこと、またUSCPAの資格を持っての仕事はこんな人に向くというのはありますか?
4月・5月の決算時期は、決算支援で残業があったりしますが、基本的にはリモートでの業務が多く長期間家を空けることはありません。一緒に働いているママさんもお子さんの保育園送迎時間を会社のボードに書いて、いったん定時に上がって送迎を終えてからまた仕事をしたりしています。

リモートワーク中の武井さん
私自身も家庭と仕事のバランスを取りやすさを実感しています。プロジェクトによるのですが、先月は一度も出社はなくすべてリモートでしたし、働き方について希望を出しやすいと思います。
USCPAの資格取得については、グローバルな業務ではありますが、英語に関しては最初からそこまで高度なリーディング能力はなくてもいいように思います。いちばん大事なのは英語に対して苦手意識がないことではないでしょうか。私自身、英語能力は仕事をしながら上がっていったように感じました。どちらかというと、英語より簿記2級を取ってから、USCPA取得の勉強を始めたという人が周りには多かったように思います。
――今後のお仕事での夢は?
決算や締め切りが迫っている時は大変ですが、仕事をするなかで身についていくことも多いので、今後、会計知識も英語能力も深めて、業務の幅を広げていきたいです。時々、CAで海外渡航をしていた頃が懐かしく、いつかクライアントに会いに飛行機に乗っていきたいですね。
取材協力
株式会社アビタス:https://www.abitus.co.jp/uscpa/
