頼もしい日本人ルーキーに絶賛の嵐だ。
現地9月24日、右肩痛による負傷者リスト(IL)から復帰したロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、敵地アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で2点リードの7回に救援登板。1イニングをきっちりと三者凡退に抑えると、チームも延長11回タイブレークの末に5対4で競り勝ち、地区優勝マジックを「1」とした。
佐々木は日米初となる救援登板。6回1失点と好投した先発ブレイク・スネルからマウンドを継ぎ、7回先頭の6番ジェームズ・マッキャンを三ゴロに打ち取ると、続く7番ティム・タワを見逃し三振、8番イルデマロ・バルガスを空振り三振に仕留めた。計13球でこの日最速は、バルガスへの初球99.8マイル(約160.6キロ)だ。
日本人ルーキーの好投には、SNS上でも反響が続々。そのなかで米スポーツ専門局『FOX Sports』でMLBアナリストを務めるベン・バーランダー氏は自身のXで、「約100マイルの速球。えげつないスプリット。ドジャースがプレーオフの救援陣で切り札となるXファクターを見つけた。ロウキ・ササキだ」と反応した。
地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「かなり印象的な投球内容だ。98~99マイルの速球がよくコントロールできていた。スプリットでも打者のぎこちないスイングを誘えている」と速報。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、「彼にとってもドジャースにとっても素晴らしい兆候だ」と伝えていた。
不慣れな救援マウンドでも完璧な対応力を見せた佐々木は、はたしてこの起用が今後、チームにどんな変化をもたらすのか。この先のパフォーマンスから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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