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お金で揉める家庭に育った“コールの女王”がnoteで3億稼ぐ。20代キャリアは「可能性を潰せ」。

お金で揉める家庭に育った“コールの女王”がnoteで3億稼ぐ。20代キャリアは「可能性を潰せ」。

可能性は若いうちに「潰して」道を見つけると良い

──そこからどのようにして現在のnoteでの活動へとたどり着いたのか教えてください。

エッセイストになりたいと思ったところから、まずは有名になるための手段としてモデルやタレント業、音楽活動をしたり、バンドメンバーになることを目指して動画制作に注力したり。その夢たちはかなわず、挫折したこともありましたが、こうして行動すればするほど「できないこと」が分かり、残った「できること」が明確になっていったんです。そして、じゃあ「“できること”をやろう」と自分が進むべき道を絞れるようになって。挑戦してきた数だけ判断材料が増えたんです。なので、この時期までに自分が起こしてきたアクションは、自分にとってはすべてが有益なデータに変わり、「自分という人間の取説」として今に活きています。

「本を出す」という夢自体は、24歳のときにコールで掴んだ知名度のおかげでかなったのですが、それですぐ「売れっ子エッセイスト」になれたわけでもなく。転機となったのがnoteとの出会いでした。

27歳のころにnoteを始めて、それからすぐ、結婚したことを機に盛り上げ女王の活動を停止し作家業一本に絞ったんです。それからの9年間で約8,000本を投稿してきたのですが、ほぼすべてが有料記事です。最初に有料記事として出したのが、周りの人からよく聞かれる話をまとめた「【美咲式スキンケア】美肌の非常識」と「管理食レシピ集」で。私は昔から肌が弱くて、肌のことでたくさん悩んできました。それから体重や体調の管理にも苦労してきて。体調でいうと、特に眠気や集中力の管理が難しくて、撮影の真っ最中に寝落ちしてしまうこともありました。それで、スキンケアや食事法の研究に明け暮れる日々を送ってきたんです。快適な人生を掴み取りたくて。

そうやって長年研究してきたスキンケアと心身の調子を整える食事についてまとめたこの2本が、どちらもいきなり爆売れしたんですよ。初月で40〜50万円、2カ月目からは数100万円規模で売れるようになって。ほかにも恋愛に関するテーマや日々のエッセイ、ビジネス論などを投稿してきて、気付けば総売上が3億円に到達していました。

お金で揉める家庭に育った“コールの女王”がnoteで3億稼ぐ。20代キャリアは「可能性を潰せ」。

──小学生のころに見つけた「エッセイを仕事にしたい」という原点から、noteで3億円以上稼ぐエッセイストになった今、快適にはたらくために下田さんが大切だと感じることはなんですか?

一つは「得意なことを仕事にする」ことです。得意なことは効率良く成果につながるし、稼ぎやすい。たとえば私はモデルの仕事が好きというよりも得意で、人より早く撮影を終えられていた上に成果を出せていました。笑うのは苦手でしたが、そのぶん得意な方向性に振り切って取り組んでいたので、事務所を退所したあとも継続的にお仕事をいただけていましたね。

ただ、得意なことを見つけるには、自分が持つ手札の中で「どこがお金になるか」と、自分をよく観察しながら探っていく過程が必要不可欠です。その上で、実際にやる前からイケるかどうかなんて分からないから、挑戦して地道に可能性を一つずつ潰していく。挑戦って、言い換えれば自分の「これだ!」を見つけるための確認作業なんですよね。

モデルをして、音楽活動をして、あれこれやってきた私も、まさかコール動画で一気に知名度を獲得するようになるなんて思ってもなかったですから。エッセイストとして活動し、noteでは3億円売れるようになったのも、こうして確認作業を重ねて、自分の可能性を明確にした上で、「この道しかない!」という危機感を集中力に変えて取り組んできた結果なんだと思います。

──最後に、スタジオパーソルの読者である「はたらく」モヤモヤを抱える若者へ、「はたらく」をもっと自分らしく、楽しくするために、何かアドバイスをいただけますか?

繰り返しにはなりますが、可能性はできる限りすべて試してみるのが良いと思います。若いうちに「できること」じゃなくて「できないこと」をはっきりさせて、自分の可能性を潰して道を定めていくんです。できるかな、と思って行動してない人って、全部できる可能性があると思っているんですよ。自分に対する期待値が高すぎる。でも実際にはできないことのほうが多いし、どれが当たるかなんて分からないからこそ、早く「これならイケる」を見つけるためには、どんどん動いたほうが良い。若いときは何かと許されやすいし、助けてくれる人も多いし、体力もある。若さは本当に尊いので、早いうちにやり切ってください。

そして、夢は10年、20年かけてかなえるものも多く、なんならかなわないことのほうが多い。だから、かなわなかったら「人生楽しくなかった」と思ってしまうような下積み時代はすごさないほうが良いと思います。もし夢がかなわなかったとしても「この道のりが楽しかった」と思えるようにはたらいてほしいです。

圧倒的に行動して、とにかく可能性を潰していくこと。楽しい時間だけを積み重ねていくこと。この2つさえあれば、夢がかなうかどうかに関係なく、はたらく人生そのものが青春になると思います。

「スタジオパーソル」編集部/文:朝川真帆 編集:いしかわゆき、おのまり 写真:朝川真帆

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