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ダリオ・フランキッティ、13年ぶりのレース復帰! ドバイ24時間でメルセデスGT3をドライブ

ダリオ・フランキッティ、13年ぶりのレース復帰! ドバイ24時間でメルセデスGT3をドライブ

4度のインディカー王者であるダリオ・フランキッティは、来年1月16日から18日にドバイ・オートドロームで開催されるドバイ24時間で、レースに復帰する予定であることが発表された。

 52歳のフランキッティは、チーム・パーカー・レーシングのメルセデスAMG GT3をドライブ。GT3マシンでの初実戦となる。

 フランキッティは、元世界ツーリングカー選手権チャンピオンのロブ・ハフ、ショーン・リン、そしてマックス・リンと共に、31号車をドライブする。ショーンとマックスは、現在キャデラックのファクトリードライバーとして世界耐久選手権(WEC)に参戦しているアレックス・リンの父と兄だ。

 フランキッティにとって、今回の参戦は彼のキャリアを完結させるものとなる。彼は以前、メルセデスからDTMに参戦し、その後アメリカで輝かしいキャリアを築いた。インディカーで4度のタイトル獲得とインディ500で3度の優勝を果たしており、まさにレジェンドと言うにふさわしい功績だ。

 2013年のヒューストンで宙を舞い、フェンスに激突するクラッシュに見舞われたフランキッティ。脊柱と右足首を骨折する大けがを負い、この怪我を理由にレース引退を発表した。

 彼はその後、主にグッドウッド・リバイバルなどの歴史的なイベントに出演。フォーミュラEの解説者やコメンテーターとして活動してきた。

 シングルシーターでの活躍が最もよく知られているが、フランキッティは耐久レースでも豊富な経験を誇っている。特に注目すべきは、チップ・ガナッシ・レーシングからファン・パブロ・モントーヤ、メモ・ロハス、スコット・プルーエットと共にライリー・プロトタイプをドライブし、2008年のデイトナ24時間レースで総合優勝を果たしたことだ。

 フランキッティが乗るメルセデスAMG GT3には、1997年のル・マン24時間レース優勝以降、アーティストとなったステファン・ヨハンソンがデザインした特別な「アートカー」カラーが施される。

 チーム代表のスチュアート・パーカー率いるチーム・パーカー・レーシングは、今年はベントレー・コンチネンタルGT3でドバイ24時間を戦ったが、2026年に向けてメルセデスのマシンにスイッチする予定だ。

 2026年ドバイ24時間レースには、最上位のGT3クラスに33台がエントリーするなど、合計73台の車が参加する予定だ。

 2025年1月のレースでは、ダレン・レオン、ベン・タック、マックス・ヘッセ、ダン・ハーパー、アル・ファイサル・アル・ズバイルが乗った777号車BMW M4 GT3 EvoのチームWRTが優勝している。

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