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ジョージ・ラッセル、悪名高きモナコのせいで今季F1“全周走破”を逃す。過去には4人が達成

ジョージ・ラッセル、悪名高きモナコのせいで今季F1“全周走破”を逃す。過去には4人が達成

2025年シーズンのF1で安定して高いパフォーマンスを見せ、ランキング4位に入ったジョージ・ラッセル(メルセデス)。実は彼はあと少しのところで、過去に4人しか達成していない記録に届くところだった。

 その記録とは、「シーズンの全周回完了」。つまり年間の全てのレースを完走し、規定の周回を全て走り切らなければならないということ。もちろんリタイアも、周回遅れも許されない。この記録を最初に達成したのは2002年のミハエル・シューマッハーであり、彼はフェラーリ黄金期の真っ只中にあったこの年に全戦表彰台という離れ業をやってのけた。

 近年は完走率が飛躍的に向上したこともあり、一定のスパンで達成者が現れている。ふたり目の達成者は2019年のルイス・ハミルトン(当時メルセデス)で、3人目は2023年のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。いずれも圧倒的な強さでシーズンを制圧してチャンピオンに輝いている。特に2023年のフェルスタッペンは、22戦中19勝(途中10連勝)と記録破りのシーズンを過ごした。

 当該年度のチャンピオン以外で初めてこれを達成したのが、2024年のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。彼は参戦2年目ながらマイアミGP以外の全てのレースで入賞し、同GPでも13位ながら同一周回でフィニッシュしていた。

 そして2025年のラッセルも全レースで完走。モナコGPを除く23の決勝レースでポイントを獲得した。しかし、そのモナコGPが彼の記録達成を妨げた。

 モナコでラッセルは予選14番手に沈むと、2回のタイヤ交換が義務となった決勝レースでは、チームメイトをアシストするため大幅にペースダウンするドライバーたちに引っかかることに。どんなにペース差があっても抜けないモナコではどうすることもできず、途中ペナルティ覚悟のシケインショートカットという荒技にも出たが、結局2周遅れの11位となった。

 したがってラッセルは、“全周走破”にわずか2周足らなかったことになる。

 なお、2026年からは車両・パワーユニット(PU)共に大幅に刷新される。新規定PUの初期トラブルにより完走率がやや下がる可能性も否めないが、この記録が次に達成されるのはいつになるだろうか。

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