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ライコネン、さすがのマイペースぶり。『トップギア』プロデューサーがF1復帰当時を回想「彼を叱りつけたよ!」

ライコネン、さすがのマイペースぶり。『トップギア』プロデューサーがF1復帰当時を回想「彼を叱りつけたよ!」

2007年にF1ワールドチャンピオンを獲得したキミ・ライコネンは、常に自分のやり方で物事を進めることで知られている。イギリス国営放送BBCで当時放送されていた世界的な人気番組「トップギア」に出演した際も、そのスタンスは変わらなかったようだ。

 元トップギアのプロデューサーを務めるアンディ・ウィルマンは、『Midweek F1』のポッドキャストに出演した際、当時ライコネンが番組に出演した際の出来事を語った。

 ライコネンは2009年にF1を引退したのち、2年間世界ラリー選手権に出場。2012年にはロータス・F1チームでF1に復帰することとなり、プレシーズンの期間中にF1復帰を祝う形でトップギアにゲストで出演した。

 当時、番組に出演したゲストはトップギアのテストコースでスズキ・リアナ(日本国内ではエリオとして販売)に乗り、タイムを競うというコーナーがあった。多くのファンは、撮影のタイミングによってコンディションこそ違うものの、実際にF1ドライバーが同一のマシンでタイムを記録するという企画に興味を持ち、人気コーナーとなっていた。

 しかし、ライコネンが撮影に臨んだ日はあいにくの雨で、路面も濡れた状態だった。

 ウィルマンは当時の出来事を次のように語った。

「ライコネンが番組に来たんだ。雨だったから良いタイムが出ることはないとわかっていたが、みんなキミだから良い線は行くと期待していた。けれど、ストップウォッチを持っていたスタッフのところに行ってタイムはどうか聞いたら『(ウエットコンディションにしてもタイムは)あまり良くない』と言っていたよ」

 その後、ライコネンは「もうそこそこ走ったから終わり」と言って、足早に控え室に戻ってしまった。しかし、ウィルマンはそう簡単にライコネンを帰らせるつもりはなかったと語る。

「感じが悪いわけじゃなかったが『今日雨降ってるし……』と言った感じで、もう走行は終わりだと言うんだ」

 そうこうしているうちに路面も乾き始めて、より良いタイムが出せる環境になってきたという。

「キミはもうすでにソファで寝転がっていたんだけど、私は彼にもう一度出るように説得しに行ったんだ。『ここで今のタイムは伝えられないけど、路面も乾いてきてるのが見えるだろ? 窓の外を見ろ。もっと良いタイムが出せるさ』とね。彼は重い腰を上げてようやく窓の外を見渡したが、コンディションを見るやいなや、すぐに『無理だね』と言ってすぐにまたソファに座り込んでしまったよ」

「そこでちょっと私もキレてしまって……『みんなお前がF1に復帰することを楽しみにしてるんだ! ここで何もしなかったら彼らの気持ちはどうなる!』と感情的に言ったよ」

「そうするとようやく起き上がってもう何周かして、まともなタイムを出してくれたんだ。あれがキミを叱りつけた日だったね」

 ライコネンはF1復帰1年目に1勝をマークしランキング3位を獲得。さらに2013年にも1勝し、翌年からはフェラーリに復帰するなどその後も長くF1で活躍。2021年にアルファロメオで引退した。

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