最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
「レッドブル復活」はなぜ実現?「RB21」の性能向上背景に、ドライバー2人の貢献「チームをまとめる絶対的リーダー」「努力を止めた時期はない」

「レッドブル復活」はなぜ実現?「RB21」の性能向上背景に、ドライバー2人の貢献「チームをまとめる絶対的リーダー」「努力を止めた時期はない」

F1第17戦アゼルバイジャンGPでは、マックス・フェルスタッペンがイタリアGPに続いて連勝を飾り、角田裕毅も今季最高となる6位入賞。「レッドブル復活」を印象付けた。

 ライバルに目をやると、ここまで圧倒的な強さを発揮してきたマクラーレン勢がバクーでは苦戦。ランド・ノリス(7位)、オスカー・ピアストリ(0周リタイア)の両ドライバーで獲得ポイントはわずか6に止まった。

 対するレッドブルは、フェルスタッペンが予選でポールポジション、決勝で優勝、ファステストラップ、全周回トップという「グランドスラム」を達成。角田も背後のノリスを最後まで抑え込んで、両チームの勢いを逆転させた。

 モンツァ、バクーともに低ダウンフォースのサーキットで、レッドブルにとって有利な条件だった、との見方もある。しかしレッドブルがシーズン後半戦に入ってから低速コーナーにおいても改善を見せているのは、多くの関係者や有識者が認めるところで、好調は「RB21」自体の性能が向上した結果とも考えられる。 ここにきて、再びグランプリの主役に返り咲いた感のあるフェルスタッペンとレッドブル。イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は両者の“変貌”に注目し、「新生レッドブルの秘密」に迫っている。

 サマーブレイク前最後の週末、ハンガリーGPではフェルスタッペンが9位に終わり、「レーシングブルズに乗せた方が良いのでは?」との皮肉がパドックから囁かれるまでに遅かったレッドブル。オーストリア籍チームの「ターニングポイント」は、クリスチャン・ホーナー氏からローラン・メキース氏へのチーム代表交代にあったという見解を同メディアは示す。

 7月にレーシングブルズ代表から昇格した「エンジニア出身のチーム代表で、F1の『新しい潮流』のひとり」であるメキース氏は、レッドブルの仕事に大きく変革をもたらしたと指摘。その潮流とは、「新しいチーム像の基盤は(シミュレーターではなく)『サーキット』で、それが今や全ての中心になっている」というものだ。

「スーパーシミュレーションが主流の時代において、この考え方は一見奇妙に映るかもしれない。コンピューターは1月の段階でその年のマシンがタイトルを狙えるかどうかを判定できるが、結局、それは現実の走行距離にあっさり覆されてしまう。だからこそ、頼るべきはドライバーの技術と感覚だ。RB21は、サマーブレイク前まではコンストラクターズチャンピオンシップで4位に沈む運命にあるかに見えたが、(ドライバーの技術と感覚が上手くマシン開発に取り入れられた)バクーでの連勝によって復活を果たした」 現在好調の中心にいるのは、やはりフェルスタッペン。「バラバラになりかけたチームをひとつにまとめる絶対的リーダーで、オランダ人ドライバーは今や揺るぎない存在感を示している」と同メディアは評する。

「アゼルバイジャンでは、(赤旗や雨などアクシデント続きの)難しい予選でも感覚と才能によってトラブルを避け、優勝の基盤を築いた。そしてモンツァでは『スーパー・マックス』が本領を発揮し、リアウイングの微調整を技術陣に指示した。それこそが“スピードの殿堂”で勝利した秘密だった。『あと1ミリ!』――そう叫ぶ声が聞こえてくるようだ。チームは耳を傾け、信頼を寄せ、彼(フェルスタッペン)自身も望んだ通り、チームに深く関与していると感じている」

 こうして勢いを取り戻したレッドブルが、ここから逆転ドライバーズタイトル5連覇の「奇跡」を起こせるかについては、「夢を見るにはマクラーレンとの差(首位ピアストリから69ポイント)は大きすぎるだろうか? おそらくそうだろう」とさすがに否定的な同メディア。「次の舞台はシンガポール。低速コーナーが多く、高いダウンフォースが要求されるコースで、バクーやモンツァとは性質がまるで違う。マリーナベイの戦いで真価が分かるだろう」と綴って記事を締めている。
  また、こうした良い流れが作られる過程において、角田も決して蚊帳の外にいたわけではない。英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、角田がサマーブレイクをキャンセルしてシミュレーター作業を行なっていたと説明。「その作業がいくつかの答えを導き出したため、問題を克服する唯一の方法は、腰を据えて働き続けることだとツノダは確信した。ここからツノダは追加のシミュレーション・セッションを求め始め、イタリアGP後のあるセッションで、先週末(アゼルバイジャンGP)の走りを変えるきっかけを掴んだ」と伝えた。

 レーシングブルズ時代から角田を知るメキース代表は、「彼(角田)は人の話を聞くし、本当に一生懸命に働いている。努力を止めた時期はない。ブダペストで辛く厳しい週末を過ごした後も、休暇を取らずにすぐシミュレーターに勤しんだ。レースがない週末も、どこかでエンジニアとともに、自分のドライビングの改善に取り組んでいる。進歩を示したのを嬉しく思う」と、日本人ドライバーの努力に賛辞を贈っている。

 同メディアは、「ツノダもチームがバクーでの走りに満足していた一方で、さらに多くを求められていると理解している。加えて、リアム・ローソン(レーシングブルズ/5位)の後ろでフィニッシュした事実を無視するほどナイーブではないだろう。来季のレッドブル・グループの空席はおそらく1つで、実質的に争奪戦はこの2人による直接対決となるのだから」と指摘。角田が残留できるかにも引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】モデル、女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目!

【画像】絶世の美貌を誇る米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け!

【画像&動画】ペレスが山本由伸らと交流、ファーストピッチの結果は⁉
配信元: THE DIGEST

あなたにおすすめ