現地時間12月20日に行なわれたラ・リーガ第17節で、レアル・ソシエダはレバンテと引き分け、久保建英は今季2得点目を記録している。
敵地での一戦に右ウィンガーとして先発出場した久保は、前半終了間際にゴンサロ・ゲデスによる左からのクロスをジャンプしながら頭で合わせ、ファーポストに流し込んで先制ゴール。開幕のバレンシア戦以来となる得点でチームを4試合ぶりの勝利に導くかと思われたが、後半アディショナルタイムのPKによる失点にこれを阻まれた。
とはいえ、得点の他、カットインからのシュート、チャンスメイクなど、幾つもの効果的なプレーを見せ、ボールタッチ45回、シュート3回(枠内2回、ブロック1回)、パス25回(成功23回)、チャンスメイク3回、ドリブル2回(成功1回)、タックル2回、クリア1回、インターセプト1回、ボール奪取2回、デュエル11回(勝利7回)、被ファウル4回(両チーム最多)というスタッツを記録し、「マン・オブ・ザ・マッチ」にも選定されている。
現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が3点満点の採点で「1」止まりとし、得点については「ミケル・オジャルサバルのボール奪取から、ゲデスがクロスを上げると、久保が美しくヘディングでゴールネットを揺らした」とポジティブに伝え、また「ハーフタイム後、日本人選手はパフォーマンスを落とし、存在感が薄くなった。それでもカウンターの一場面では左足の強烈なシュートで相手GKのビッグセーブを引き出した」と綴った。
一方、『as』紙はチーム単独最高となる「3」を久保に与え、「マークを外してフリーになっていた久保が、好機を逃さぬ嗅覚を発揮して、前半最後のプレーでキャリア初となるヘディングでのゴールを決めた」と報じ、レバンテもバレンシアに拠点を置くクラブであるため「久保が得点したのは、メスタージャで行なわれたリーグ開幕戦以来だった。地中海は、この日本人選手と相性が良いようだ」と付け加えている。
また彼の今季ここまでを振り返り、「日本人選手は足首に問題を抱えてきた上、思うようなプレーができておらず、そのため多くの試合で苛立ちを露わにしている姿が見られてきた。しかしレバンテ戦では、少なくとも意欲を前面に出し、ソシエダに大きな貢献ができる『違いを生み出せる選手』としての輝きを再び垣間見せた。ゴール以外にも随所で閃きを放ち、ピッチ上での彼のプレー時間は、今季ここまでで見られた中でも最良の部類に入るものだった」と背番号14の働きを称賛した。 そして個別評価の記事では、「積極的に仕掛けるも、プレーの精度を欠いていたが、前半終了間際に頭で先制ゴール。これは彼のキャリアで初だ。また、不出来なシーズンとなっている現状について、遠征してきていたサポーターがいるスタンドに向かって謝罪のジェスチャーを見せた。後半には調子を上げ、78分には見事な個人技からGKマシュー・ライアンにビッグセーブを強いるシュートを放った」と総括した。
続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保が先制ゴールによって単調な攻撃に終始していたソシエダに「安堵」と良い流れをもたらしたと報じ、さらに「後半に入っても、積極的かつ精力的にプレー。ライン間での動き、絶え間ない裏への抜け出し、そして味方との連係を求める姿勢によって、随所で停滞していたチームに流動性をもたらした。彼がボールに触れるたびに新たな選択肢が生まれるかのようだった」とポジティブに評し、以下のように続けている。
「ゴール以外にも、創造性、パスの正確性、そして試合を読む力で久保は際立っていた。その一つひとつのプレーには、懐かしさすら感じさせた。そこには、よく知られた才能と、あらゆる側面からチームを導くリーダーシップが映し出されていた。久保が再びソシエダのために戻ってきた、という感覚がそこにはあった。それを必要としているのは彼自身であり、チームにとっても、まさに喉から手が出るほど必要な存在なのだ」
また同メディアは、久保がゴールの際にサポーターに謝罪の意を示すジェスチャーを見せるとともに、健康上の問題を抱えているクラブの栄養士イオン・ゴメス氏にメッセージを捧げた場面について「人間味に溢れたその瞬間は、彼のプレーの激しさと想いを凝縮したものだった。それは、負傷に悩まされてきたシーズン序盤についての謝罪であり、同時に身近な人々への思いやりを示す行動でもあった。その場面の映像は瞬く間にSNSを駆け巡り、単なる1ゴール以上のものを人々に伝えた」と好印象を示した。
ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、久保を「アウェーチームでの最も危険な存在」と評し、そのゴールを「ゲデスのクロスを久保は確実に仕留めた。これまでの流れを踏まえれば、まさに『ゴールデンゴール』と呼ぶに相応しい一撃だった」と称賛。10点満点の採点では、単独最高の「7」を久保に付与し、寸評もポジティブな内容となっている。
「日本人選手は非常に良いプレーを見せ、終始危険な場面を創り出し、ヘディングで見事なゴールを決めた。常に挑み続け、決して逃げ隠れしなかった選手が(ゴール後に)謝罪する必要などなかった。惜しむらくは、GKライアンに2点目となるはずのシュートを防がれてしまった点だ」
最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「彼にとって今季最高の出来の試合だった。ダイアゴナルの動き、ミドルシュート、スルーパスと、あらゆる形で違いを生み出した。ヘディングで先制点を挙げ、サポーターに向かって謝罪のジェスチャーも見せた。後半アディショナルタイムに交代する直前のシュートは、相手守護神のビッグセーブに阻まれた」と振り返り、採点はホン・ゴロチャテギと並ぶチーム最高の「8」とした。
構成●THE DIGEST編集部
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