SF要素強めなシリーズ最終作
そして、シリーズ第3作にして最終作として放送されたのが『超星艦隊セイザーX』です。それまでの古代文明や伝承を軸にした作風から一転し、よりSF色の強い世界観へと舵を切りました。
舞台は西暦2500年で、宇宙海賊に支配された未来を変えるため、反乱軍の戦士たちが過去の2005年へとタイムスリップし、「セイザーX」を結成します。物語では、未来人たちが歴史そのものを変えようとする戦いが、時間を超えた視点から描かれていました。
本作では、ロボットに加えて宇宙規模の壮大なストーリーが前面に押し出され、シリーズのなかでも特にハードなSF設定が特徴です。前2作には女性戦士が登場していましたが、本作では男性戦士のみで構成されており、ヒーロー像にも明確な違いが見られます。さらに、キャラクター同士の軽妙な掛け合いといったコメディ要素も多く取り入れられており、全38話という構成のなかで、シリアスな展開とのバランスが取れた物語が描かれています。
放送期間中の2005年12月には、シリーズ初となる映画化も実現し、『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』が公開されました。映画ではシリーズ3作品のヒーローが集結する展開が描かれ、長年作品を追ってきたファンにとって、集大成と呼ぶにふさわしい内容となりました。
