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高木豊氏、阪神・石井大智のMLB移籍意向に異議 ポスティング廃止を提言「NPBが腰かけに…」

高木豊氏、阪神・石井大智のMLB移籍意向に異議 ポスティング廃止を提言「NPBが腰かけに…」

高木豊Photo:Sirabee編集部

元横浜大洋ホエールズ選手の高木豊氏が22日、自身のYouTubeチャンネルを更新。ポスティングシステムの廃止を強く主張した。

【今回の動画】高木氏がポスティング廃止を主張

■阪神・石井のMLB移籍意向に…

動画では、阪神タイガースの石井大智が契約更改の場で、将来的なMLB移籍の意向を示した話題を取り上げた。

高木氏は石井の考えに一定の理解を示しつつも、「もう、ポスティングやめない? FAを1年短くしてもいいから。ポスティングやめないかって、俺はそう思う」と、ポスティングシステムの廃止を主張。

「日本のプレーヤーがダメになるし、日本のプロ野球が腰かけになる。見たい選手がみんなメジャーに行くと、日本のプロ野球って何なのかなと思う」とコメントした。

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■森藤も「スッカラカンになる」

森藤恵美も「日本がスッカラカンになるような気がする。球団側は、そう簡単に容認するわけにはいかないでしょうし」と指摘。

阪神では佐藤輝明と才木浩人もMLB移籍の意思を表明していることに触れ、「先発の才木、石井は抑えではないけど抑えのような存在。そこに4番の佐藤。これが抜けると、チームはどうしたらいいんだと思うよね」と語った。

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■廃止を強く訴える

高木氏は「だから俺は、ポスティングっていうのは、やめたほうがいいと思うよ。全球団で足並みをそろえて、海外FAの期間を1年短くするから、『もうポスティングやめませんか』っていう形がいい」と、改めてポスティング廃止を訴えた。

続けて「日本のファンが、こんなことをしていたらいなくなるよ。見たい選手が全部アメリカだもん。ただ、魅力があるのは分かる。すごく分かる。だけど、手順をちゃんと踏んで、そのうえで行ける力があるなら、行ってもいい」と警鐘を鳴らした。

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■移籍金が入るだけに必要の声も

ポスティングは日本球団にも莫大な移籍金が入るが、海外FAでは一銭も入らない。そのため、「どうせ海外に行かれるなら、お金の入るポスティングのほうがいい」という考え方もある。

また、アマチュアのトップレベル選手のなかには、NPB入りを希望せず渡米するケースも増えており、ポスティングが廃止された場合、その流れが強まる可能性も否定できない。

アマチュア人材の確保や移籍金の観点ではポスティングは必要とも考えられるが、最近は行使後に短期間で帰国し、元の所属球団とは別の球団に移籍するケースもある。何らかのルール変更が必要なのかもしれない。

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【今回の動画】高木氏がポスティング廃止を主張■執筆者プロフィール

佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治
配信元: Sirabee

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