
イギリスを代表する名優カンバーバッチとコールマンという豪華キャストが夫婦役で共演し、知的でユーモアあふれる“崖っぷち夫婦”の姿を描く、少しダークなロマンティック・コメディの本作は、コメディの名手ジェイ・ローチ監督の軽快かつ大胆な演出のもと、しだいにブラックコメディの領域へと踏み込んでいく予測不能なストーリーが見どころ。また、脚本を手掛けたのは『哀れなるものたち』(23)、『女王陛下のお気に入り』(18)などでアカデミー賞に2度ノミネートされたトニー・マクナマラ。鋭い風刺と繊細な心理描写を得意とする彼ならではの視点で、現代の結婚や夫婦の役割をリアルかつユーモラスに掘り下げる。

物語の主軸となるのは、欠点を抱えた人間味あふれる2人、夫のテオ・ローズ(カンバーバッチ)と妻のアイビー・ローズ(コールマン)。仕事と家庭、期待と役割の狭間で揺れ動きながら、それでも夫婦であろうと奮闘する彼らの姿は、現代を生きる多くの観客に深い共感を呼び起こし、劇場公開時にも話題を集めた。さらに、アンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノン、アリソン・ジャネイといった実力派のコメディ・スターに加え、チュティ・ガトゥ、スニータ・マニ、ゾーイ・チャオ、ジェイミー・デメトリウら注目の若手キャストが物語に新風を吹き込む。
このたび発売のブルーレイ+DVDセット、デジタル配信(購入)には、夢の夫婦を描いた「夢の家」をはじめ、物語のメイキング「作品の舞台裏」や「コメディの金字塔」、思わず笑ってしまう「NGシーン集」など、充実したボーナス・コンテンツを収録。そして今回、デジタル配信開始を記念し、本編から約8分にも渡る無料プレビューが公開。この映像では、妻のアイビーと夫のテオの気持ちが徐々にすれ違っていく様子が描かれている。自身がオーナーシェフを務めるレストランを一躍成功させたアイビーは、有名人に同行して乗った自家用ジェットの中でシャンパンを楽しむなど、華やかな日々を満喫。一方、建築家のテオは仕事で失敗し、主夫として家事に専念する日々。帰宅したアイビーを出迎えるテオだが、何気ないやり取りのなかでお互いの小さな不満が積み重なっていく。果たして2人の、そしてローズ家の行方は?
名優2人が、“命懸けの夫婦喧嘩”を熱演する『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』。ぜひ物語にさらに深みを与えるボーナス・コンテンツとあわせて、本作をじっくり味わってほしい。
文/サンクレイオ翼
