最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
『魔女の宅急便』キキとトンボはどうなった? アニメ勢は知らない「その後」が想像以上に長かった

『魔女の宅急便』キキとトンボはどうなった? アニメ勢は知らない「その後」が想像以上に長かった


『魔女の宅急便』静止画より (C)1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

【画像】え…ッ「大人っぽい」「貫禄ある」 こちらが“成長したキキ”の姿です(3枚)

映画では描かれなかった「その後」の物語

 2026年1月2日から「金曜ロードショー」にて、2週連続で「スタジオジブリ」作品が放送されます。2日は『千と千尋の神隠し』、9日は『かぐや姫の物語』が予定されており、こうしたジブリ作品の放送は、いつも多くの視聴者を魅了しています。

 ところで、ジブリ作品のなかでも特に人気の高い『魔女の宅急便』は、1989年の公開から30年以上経った今でも色あせない名作ですが、キキとトンボの恋の行方をご存知でしょうか?

 映画『魔女の宅急便』では、13歳の「キキ」が独り立ちし、困難を乗り越えて成長する姿が描かれました。クライマックスで「トンボ」を飛行船事故から救出したシーンは、多くの人の記憶に残っていることでしょう。あのシーンを見て「ふたりはその後付き合って結婚したのかな」と想像した方も多いのではないでしょうか?

 しかし、角野栄子さんによる原作小説では、ふたりの関係はそれほど単純には進展しないようです。

遠距離恋愛と片想いの日々

 原作第3巻では、映画の物語から3年後が描かれています。16歳になったキキは変わらず同じ街で配達の仕事に勤しんでいました。一方のトンボは遠い街の学校へ進学することになり、ふたりは文通を始めます。

 キキはトンボに対して恋心を抱いていましたが、トンボの方は昆虫に夢中で、キキのことはあまり気にかけていなかったようです。遠く離れた場所にいるため会うこともままならず、キキは進展しない片想いに不安を感じていました。

結婚までの長い道のり

 キキが20歳を迎えたとき、彼女はドレスデザイナーの「サヤオ」という男性と出会います。美しいドレスを作る彼に一時心を奪われそうになりますが、そこで気付いたのは変わらないトンボへの愛情でした。キキはサヤオに「自分の結婚式にはドレスを作ってね」と伝え、自分の本当の気持ちを再確認します。

 そして長年の片想いがようやく実を結び、キキは22歳でトンボと結婚に至るのです。映画で描かれた13歳の時点から実に9年もの時を経ての結婚でした。

35歳のキキ、双子の母となる

 最終巻となる第6巻では、それから13年後の物語が描かれています。35歳になったキキとトンボの間には、「ニニ」と「トト」という13歳の双子が誕生していました。

 姉のニニは魔女として一人前になるための修行に出るか悩んでおり、弟のトトは男の子であるため魔女になれないことに不満を感じています。キキは母親として、かつて自分が両親から受けたのと同じように、子供たちが選ぶ道を応援する立場になっていました。

 修行を経て一人前の魔女となり、恋をして結婚し、母親となるまでのキキの長い人生の物語。原作を読めば、映画だけでは知ることのできない彼女の成長と幸せを知ることができます。もし、いつか続編がアニメ化されることがあれば、きっと私たちはキキのことをもっと深く好きになることでしょう。

参考文献:『魔女の宅急便』全6巻 著:角野栄子(福音館文庫)

配信元: マグミクス

あなたにおすすめ