
凶悪犯罪が増加し、厳格な治安統制のためにAIが司法を担うことになった近未来。覚えのない妻殺しの容疑で“マーシー裁判所”に拘束された敏腕刑事のレイヴン(プラット)は、自らの無実を証明するため、AIが支配する世界中のデータベースから証拠を集め、AI裁判官が算出する“有罪率”を下げようとするのだが…。
このたび解禁された予告映像では、レイヴン刑事とAI裁判官マドックス(ファーガソン)の緊迫感あふれる対峙が映しだされていく。容疑を否認するレイヴンに対しマドックスは、「無実を主張するならば証明して」と微笑むのみ。果たしてレイヴンはわずか90分の制限時間のなかで真犯人を見つけだし、“即処刑”を回避して無実を勝ち取ることができるのか。
あわせて解禁された場面写真では、よれたワイシャツ姿で拘束されているレイヴン刑事と、法の執行人として厳格な権威と公正さを示すAI裁判官マドックスの対照的な表情などが切り取られている。さらにはロサンゼルスの街を飛行するバイクも。現代と地続きの近未来を舞台に、AI時代を生きる全人類に警鐘を鳴らす挑戦的な一本を、ぜひとも劇場で見届けてほしい。
文/久保田 和馬
