最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
石川祐希所属のペルージャが2年ぶり3度目の世界一! 大阪ブルテオンは確かな爪痕残し、日本勢最高成績の準優勝【バレー世界クラブ選手権】

石川祐希所属のペルージャが2年ぶり3度目の世界一! 大阪ブルテオンは確かな爪痕残し、日本勢最高成績の準優勝【バレー世界クラブ選手権】

現地12月21日、ブラジル・ベレンでバレーボール男子世界クラブ選手権の決勝が行なわれ、男子日本代表主将・石川祐希が所属する欧州王者のシル スーザ シコマ モニーニ・ペルージャ(イタリア)と、アジア2位で出場の大阪ブルテオン(日本)が対戦。セットカウント3-0(25-20、25-21、29-27)でペルージャが勝利を収め、2022年、23年大会(24年は不出場)に続く3度目の世界王者に輝いた。

 準決勝まで4戦全勝のペルージャは大会初戦からの先発メンバーを継続。司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OPが元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、MBはアグスティン・ロセルとセバスティアン・ソレのアルゼンチンコンビ、Lに元イタリア代表マッシモ・コラチ、OHはポーランド代表カミル・セメニウクと元ウクライナ代表・オレフ・プロトニツキを起用し、予選ラウンドで3-2の接戦を演じた大阪ブルテオンとの再戦に臨んだ。OH石川は開始から終了までコートサイドで決戦の行方を見守った。

 予選ラウンドのリベンジと初優勝を目指す大阪ブルテオンは、先発を第1、2戦目の顔ぶれに戻して司令塔が五輪2連覇中のフランス代表アントワーヌ・ブリザール、主将のOP西田有志、OH富田将馬、MBエバデダン・ラリー、L山本智大の日本代表メンバー4選手、富田の対角にOHキューバ代表ミゲル・ロペス、もう1枚のMBに中国代表の彭世坤を起用した。

  第1セットは大阪ブルテオンがOP西田の強烈なバックアタック、ペルージャはジャンネッリのワンハンドバックトスをMBロセルが豪快に叩き込み両者のインパクト満点なプレーで幕を開ける。大阪ブルテオンは今大会で好調なパフォーマンスを続けていた富田が誤打と被ブロックの後、レセプションで安定を欠き3連続ブレークを許す。それでも、中盤にOHロペスのエース1本を含むサーブで同点へ巻き返す。

 しかし、サイドアウト7回を繰り返した後、レセプションとアタックでミスが出て再び後退。ロペスが相手OPの強打を1枚ブロックでシャットアウトしてチームを鼓舞するが、ペルージャはジャンネッリのサーブで攻め込み3連続ブロックで反撃の機会を奪うとリードを広げて試合を先行した。

 第2セット、大阪ブルテオンが1点を追い序盤を終えたところで、ペルージャはジャンネッリの緩急をつけたサーブでエースの後に誤打を誘いリードを3点とする。後半の入りには相手の攻撃ミスでさらに加点。大阪ブルテオンは西田の機転を利かせたプッシュやブリザールのツーで後半に点差を詰めるも、再びジャンネッリのサーブにレセプションを崩され押し返されてしまう。以降、リードを譲らなかったペルージャが勝利に王手をかけた。

  一転して第3セットは大阪が主導権を握る。西田の連続得点やラリーらMBのブロック3本などで序盤に5点のリード。ペルージャは中盤にプロトニツキのエース1本を含むブレーク2本で1点差へ詰め寄る。だが、ここまでA+Bパス成功率が50%を超えていたOH2人のレセプションが乱れるなどしてギアを上げ切れず、後半にブレーク2本を返すのみに留まる。そして、大阪ブルテオンのリードで迎えた終盤の19-21から白熱のバトルがスタートする。

 ペルージャがソレのブロックで西田のバックアタックを阻んで1点差へ迫るが、ベンタラのサーブがラインを割り20-22。サイドアウトを繰り返した後、大阪ブルテオンがセットポイントを握る。だが、難しいハイボールを叩き込んだプロトニツキの渾身の一打でペルージャに回避され、2回目の好機でOH甲斐優斗がレフトからストレートへ放った打球がアウト。続くチャンス2回も逃した後の26-26、ロペスのストレート弾がコートを外れてペルージャにマッチポイントが訪れる。

 1度は窮地をしのいだ大阪ブルテオンだったが、ベンタラの強烈なサーブでフリーボールを呼び込んだペルージャが意表を突く主将・ジャンネッリのツーでデッドヒートに終止符。欧州王者の底力で頂上決戦を制したペルージャが3度目の栄冠を勝ち取った。

 大阪ブルテオンは日本勢として最高成績の準優勝。アタック決定本数(46本)とレセプションA+Bパス(48.9%)で、ペルージャ(アタック41本、レセプション37%)を上回ったほか、アタックによる得点では西田がチーム最多14得点をマークして、今大会ベストOPのベンタラと肩を並べた。結果はストレートでの敗戦だったが、内容はセットカウント以上。個人とチームが見せたハイレベルなパフォーマンスで、国際大会で確かな爪痕を残した。

  その一方で、ペルージャが差を見せつけたのはブロックとミスの少なさだ。加えて、重要な局面を見逃さず、勝負どころで本領を発揮する大舞台での経験値が勝敗を分けたと言えるだろう。また、低迷が懸念されていたOHのセメニウクとプロトニツキの活躍や負傷離脱していたロベルト・ルッソの実戦復帰など、優勝と合わせシーズン後半に向けて収穫を得た大会となった。

 石川と同ポジションで親交の深いプロトニツキは、最大5点のビハインドを負い終始劣勢を強いられた第3セットをクラブの公式インタビューで振り返り、「これ以上なく非常に難しいセットだった」とコメント。「でも、チーム全員がこの3セット目で勝負を決めると固く信じていた。それはコートサイドにいた選手たちも同じだった。一人ひとりの眼差しが、この試合が4セット以上になることはないと言っていた。そして、僕らはやり遂げた」と、勝利への信念が最終局面の大逆転をもたらしたと明かした。

個人賞
◇大会MVP、ベストセッター
シモーネ・ジャンネッリ(ペルージャ)

◇ベストオポジット
ワシム・ベンタラ(ペルージャ)

◇ベストミドルブロッカー
アグスティン・ロセル(ペルージャ) セバスティアン・ソレ(ペルージャ)

◇ベストアウトサイドヒッター
ミゲル・ロペス(大阪ブルテオン) アーロン・ラッセル(ザビエルチェ)

◇ベストリベロ
山本智大(大阪ブルテオン)

 試合後に優勝の祝賀会、そして翌日の現地22日にイタリアへの帰路に着いたペルージャが世界三冠王者として臨む最初の試合は、レギュラーシーズン後半2節(日本時間12月27日午前2時開始予定)。垂水優芽が所属するチステルナ・バレーとアウェーで対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ペルージャvs大阪ブルテオン、世界クラブ選手権ファイナルのダイジェスト!

 

【記事】「とても光栄なこと」石川祐希、ミラノ五輪“聖火リレー代走”要請の裏側激白 派遣見送りもイタリア在籍11年で証明した存在価値【現地取材】


【記事】【現地取材】ペルージャ石川祐希の同僚が激白した感動の日本遠征 母国での凱旋試合で感じた背番号14の“違和感”「ユウキはいつもよりシリアスだったかも」

配信元: THE DIGEST

あなたにおすすめ