●デジタル賽銭を使用する際の注意点
デジタル賽銭を安心して利用するためには、事前の準備がとても重要です。主なチェックポイントは次のとおりです。
(1)どの神社で使えるのか、対応する電子決済サービスを確認しておく
(2)利用に必要な電子決済アプリをあらかじめインストールしておく
(3)決済が行えるだけの残高があるか事前に確認しておく
デジタル賽銭は神社ごとに利用できる決済方法が異なるため、「行ってみたら使えなかった」というケースも珍しくありません。特に初めて利用する人は、参拝前に公式サイトなどで対応サービスを確認しておくと安心です。
また、アプリのインストールや残高不足などでその場で慌てるケースも多いため、自宅で準備しておくことでスムーズに参拝できます。
●中部地方でデジタル賽銭が可能な神社
中部地方でも、キャッシュレスでお賽銭を納められる神社が増えてきています。ここでは、利用できる決済サービスごとに代表的な神社を紹介します。
・【J-Coin Pay】越中護国八幡宮
・【J-Coin Pay】新川神社
・【PayPay】尾張猿田彦神社
神社によって対応する決済サービスが異なるため、参拝前に自分が使うアプリが利用できるかを確認しておくと安心です。
【J-Coin Pay】越中護国八幡宮
富山県富山市に鎮座する越中護国八幡宮は、およそ2000年の歴史を持つ格式高い八幡宮です。境内には、大幡主命をはじめ、応神天皇として知られる誉田別命、神功皇后・玉依姫命、さらに伊勢神宮にゆかりのある天照大御神と豊受大神の六柱が祀られています。
近年、J-Coin Payを活用したデジタル賽銭に対応しています。境内に設置されたコードを読み取るだけでお賽銭を納めることができます。
【J-Coin Pay】新川神社
富山市新庄町に鎮座する新川神社は、平安時代・貞観9年(867年)に従四位下を授かったとの記録が残る、歴史のきわめて深い古社です。御祭神である「大新川命(おおにいかわのみこと)」は新庄一帯の守護神として知られ、郡名「新川郡」の由来になったとも伝えられています。
2021年よりJ-Coin Payを活用したデジタル賽銭に対応しました。コードを読み取るだけでお賽銭を納められるため、現金に触れずに参拝できる点が魅力です。
【PayPay】尾張猿田彦神社
愛知県一宮市に鎮座する尾張猿田彦神社は、「みちひらき」の御神徳で知られる猿田彦大神を主祭神とする神社です。かつて木曽川の河川敷・大巻山に祀られていた歴史を持ち、現在も奥宮は川沿いの松林の中に静かに佇んでいます。
時代の変化に合わせてPayPayでのお賽銭に対応しています。境内のコードを読み取るだけでお賽銭を納められます。

