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<ウィッチウォッチ>「自分のデニム育てたくなった」モリヒトの熱すぎるレクチャーに感化され“デニム道”に目覚める視聴者も

<ウィッチウォッチ>「自分のデニム育てたくなった」モリヒトの熱すぎるレクチャーに感化され“デニム道”に目覚める視聴者も

アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より / (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

鬼の力を持つ高校生・乙木守仁(CV.鈴木崚汰)と、魔女修行中の幼馴染・若月ニコ(CV.川口莉奈)。古い盟約に従い同居することになった2人が巻き起こす奇想天外なマジカルコメディ「ウィッチウォッチ」(毎週日曜夕方5:00-5:30、MBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVer)。その第24話が9月21日に放送された。今話は、モリヒトの行き過ぎたこだわりが暴走する捧腹絶倒のエピソード2本立て。とりわけ原作でも人気の“デニム回”は大反響を呼び、Xでも本作がトレンド上位に躍り出た。(以降、ネタバレが含まれます)
アニメ「ウィッチウォッチ」2クールキービジュアル
アニメ「ウィッチウォッチ」2クールキービジュアル / (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS


■延々と続くデニムうんちくに乙木家の面々はゲッソリ

ニコたちが通う高校の文化祭“あすなろ祭”まであと15日。ニコと風祭監志(CV.天崎滉平)、マガミケイゴ(CV.石川界人)がその話題で盛り上がっていると、突然モリヒトが愛用するデニムを洗濯すると宣言。初めて洗濯してから1年間洗わずに、大切に“育てて”きたデニムのセカンドウォッシュ。そんな一大イベントを前に、モリヒトは乙木家の面々にデニムとは何たるかを語り始める。

洗いをかけず糊も落としていない状態を指す“リジッド”、履く前に糊を落とす工程“糊落とし”、ひざ裏にできる色落ちを指す“ハチノス”…。専門用語が続出する長い講釈にニコたちはゲッソリ。だが、モリヒトの巧みな話術と、「でもそれ他人の人生履いてるよね」「その人の人生がデニムには表れる」などの名言により、男子3人はまんまとデニム道に開眼するのだった。

モリヒトの熱すぎるデニム語りに、SNSには「真のサブカルクソ野郎が目を覚ましてしまった」「やっかいなオタクってこういうのだよなぁ」とスパイシーなコメントが続々。その一方で、「リジッドデニム買って自分のデニム育てたくなった」「モイちゃんが面白すぎてデニム育てたくなってきました」など、デニム道に引き込まれてしまった視聴者もいたようだ。
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より / (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS


■モリヒトが鼻血を出すほど興奮したデニムの正体とは

セカンドウォッシュも無事終わり、またしばらく履き続けて色落ちさせるというモリヒト。屈伸運動が多い人はデニムの色落ちが早いと聞いたニコは、“ダップルゲンガー”の魔法でモリヒトのコピー人形を生み出し、本人に代わってスクワットをしてもらうことに。人格も痛覚もないというコピー人形は、適度に休んでというニコの言葉に反し、夜通しスクワットを続けてしまう。

翌日、腿の部分が破れてしまったデニムを見たモリヒトは、「デニムの破れは勲章だ」と言いながらも落ち込んだ様子でリビングを退出。やむなくニコは、霧生見晴(CV.若井友希)が父・眞澄から預かったというボロボロのデニムを“マジョリカバリー”の魔法で修繕し、モリヒトに手渡すことにする。

もらったデニムをチェックするモリヒトと、固唾を飲んでモリヒトの反応を見守るニコたち。顔を上げたモリヒトは、興奮から鼻血を垂らしていた。このデニムはリーバイス501XXの47モデル、100万円ほどの価値がある正真正銘のビンテージモデルだったのだ。人生で二度とないであろうチャンスの訪れに、モリヒトは嬉々として“他人の人生を履く”ことにするのだった。

原作ファンに“デニム回”と呼ばれる本エピソードは、アニメでも大反響。「モイちゃんのうんちく聞いてたらAパート終わってたのよ」「こち亀みたいなマニアックな雑学好き」「ひたすらモイちゃんがめんどくさい回だった。いいぞいいぞ」「この回のために2クール見てた」など、SNSにはバラエティ豊かなコメントが寄せられた。
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より / (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS


アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より / (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

■過酷すぎるデートプラン、でも最後はほっこり笑顔に

Bパートでは、乙木家の男子3人による「誰が一番上手にデートできるか」論争が勃発。モリヒトは自分のデートプランが一番正しいことを証明するため、ニコとデートすると言い出す。モリヒトからのサプライズを想像してドキドキするニコだったが、出発前に渡されたのは手作りの“デートのしおり”。そこには、移動手段や発着時間、目的地、豆知識などが事細かく記されていた。

デニム道に続き、デートでもモリヒトの真面目さとこだわりが炸裂。走ってレストランに向かい、待ち時間が長いからとニコに注文を変えさせるのは序の口。ソ連のプロパガンダ映画「戦艦ポチョムキン」のチケットを予約し、純喫茶では目を閉じてコーヒーの香りを楽しみ、マスターの“豆ジョーク”に大笑いする。本当にモリヒトは高校生なのかと疑いたくなる、渋すぎるチョイスである。

ところが、しおり作成のために夜更かししたモリヒトは、デート後半戦を迎える前に電車で居眠り。ニコを振り回してしまったことを謝るが、ニコは「モイちゃんの好きなものを一生懸命教えてくれたのが嬉しかったのよ」と最高の笑顔を見せる。満天の星空の下、2人並んで食べるコンビニのお弁当は、どんなレストランよりも美味しく感じられたに違いない。

あまりに過酷なデートプランに、視聴者からは「桐谷さんみたいなスケジュール」「楽しめないよおおおお」と困惑の声も。モリヒトの良さを理解し、ずれたチョイスもポジティブに受け止めるニコには、「ニコいい子すぎる」「モリヒトに理解がありすぎる」「自分の好きなことじゃなくても否定せずに受け入れてくれんのほんと素敵」と称賛の声が上がっていた。

■あすなろ祭を前に、ニコを脅かす謎の人物が登場

ほっこりシーンで幕を閉じると思いきや、スタッフロールのあとに不穏な展開が待ち受けていた。それは、あすなろ祭まで10日となったある日のこと。ニコたちのクラスはコンセプトカフェを出し物にすることになるが、特技のない一部のクラスメイトからはブーイングが…。打ち合わせの場を仕切るカラは、ニコの魔法を使って全員で楽しめるようにしようと提案するが、具体的なアイデアは何もなかった。

話し合いが終わりモリヒトと廊下を歩いていたニコは、文化祭実行委員の杉浦から閉会セレモニーを盛り上げるために力を貸してほしいと頼まれる。人助けのためとうなずくニコだったが、その後、暗い部屋でパソコンに向かい「あすなろ祭二日目 魔法による犯罪が行われる。」と打ち込む怪しげな男の姿が…。

暗雲兆す展開に、視聴者も「なんだこのコナンみたいな展開!?」「急にサスペンス臭が」「ニコちゃんを陥れようとするなんて!!」と騒然。コンセプトカフェは成功するのか、閉会セレモニーは無事に終わるのか。誰しも先行きが気になるエンディングとなった。

※天崎滉平の“崎”は正しくは「たつさき」。

◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より
アニメ「ウィッチウォッチ」第24話より / (C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

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