
12月13日に最終回を迎えた、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のスーパーステージが12月20日、千葉・幕張メッセにて開催された「ジャンプフェスタ2026」にて行われ、山下大輝(緑谷出久役)、岡本信彦(爆豪勝己役)、佐倉綾音(麗日お茶子役)、梶裕貴(轟焦凍役)、三宅健太(オールマイト役)が登壇した。
■山下大輝「今日はよろしくお願いしマ~ッシュ!」
ステージには、主人公・緑谷出久役の山下をはじめ、岡本、佐倉、梶、三宅ら雄英高校のヒーロー陣が集結。溢れんばかりの拍手が沸き起こる中、山下は「今日はよろしくお願いしマ~ッシュ!」、岡本は「みんな!かっちゃんて呼んで!」、佐倉は「皆さん!お茶子ちゃんって呼んで!!」、梶は「好きな食べ物はなに?(蕎麦!)同じだ」、三宅は「私がきた!」と、各自が演じるキャラクターに合わせたあいさつで、来場者を元気いっぱいに盛り上げた。

■スペシャルPVで佐倉綾音が涙
最初のコーナーは、最終回を迎えたのヒロアカFINAL SEASONを振り返る企画。ジャンプフェスタ用に制作されたFINAL SEASONの名シーンが詰まったスペシャルPVが公開されると、会場からは大きな拍手があがり、中には涙を浮かべるファンも。
そのPVを見ただけで涙を見せた佐倉は「今日は泣いている時間はないので(笑)進めてください!」とコメントし、笑いを誘った。山下も「やっぱり込み上げてくるものがありますし、ワンカットワンカットのこだわりが見えたりと、さすがヒロアカだなって圧倒されてしまいしましたね」と改めてPVを見ても感動してしまうとコメントした。
■キャストたちの心に残ったシーン
続いて、キャストそれぞれが心に残ったシーンとともにFINAL SEASONを振り返るトークコーナーへ。最初に、三宅は、FINAL SEASON第2話(No.161「The End of An Era, And The Beginning」)よりオールマイトの幼少期のシーンを挙げ、「長年オールマイトを演じさせていただきましたが、このシーンで初めて彼の始まりに触れたなと思いました」と話し、アンパンマンのマーチを無邪気に歌う八木敏則(オールマイト)を演じて「ヒロアカという世界を近く感じたというか、このヒーローのマインドもワン・フォー・オールにつながっていたんだなと気付かされました」とヒーローに憧れたオールマイトの核心に触れたシーンを語った。
岡本は、FINAL SEASON第4話(No.163「“個性”!!爆破!!」)よりオール・フォー・ワンとの戦いを挙げ、「まず作画!きれいなのももちろんなんですが、第3期でオールマイトとオール・フォー・ワンが戦った際のシーンをオマージュしているんですよね。そこに感動してしまって。たとえワン・フォー・オールを継承していなかったにしても、イズム自体は継承されていることを体現してくれた気がしています」と爆豪にとって憧れであるオールマイトとリンクするシーンに感動したことを明かす。さらに、「ずっと“俺が”と言っていた爆豪が、“これは俺たちの物語だ”と“俺たち”というせりふ変わったのもエモいなと思いました」と爆豪の成長を感じる瞬間に胸が熱くなったという。

■「この世界中に生きている全ての人がヒーローになれる」
続いて、梶はFINAL SEASON第9話(No.168「エピローグ/地獄の轟くん家・FINAL」)より、“ヒロアカ”の物語でも大きな反響があった轟家のドラマの決着が描かれたエピソードを挙げ、「家族全員で、戦場ではない形で会いに行って。全体を通してヒロアカといえば“個性”がキーワードで、自分とは何か?というのが大きなテーマとしてあったと思うのですが、“継承”や“繋がり”もテーマであったと思います。それが轟にとっては、やっぱり家族が欠かせないものなのではないかと思いました」と、焦凍にとって家族が大きなテーマであったことを挙げ、「兄の燈矢(荼毘)に対して、好きな食べ物はなに?と日常的な会話を投げかけて。そこから繰り広げられる会話が焦凍としても、信じられない音色だったろうなと思うと、物語は完結しましたが、みんなの人生はこれからも続いていくんだろうなと感じさせられました」と、燈矢との会話から轟家の未来にも希望が垣間見えるシーンであったことを取り上げた。
そして、佐倉はFINAL SEASON第10話(No.169「笑顔が好きな女の子」)よりトガヒミコを思い涙するシーンを挙げ、「一番超えられないお芝居というものがあって、それは、原作の読者の皆さんの頭の中で流れている音なんですよね。皆さんが頭の中で再現している最高の音・芝居・感情をアニメでどれくらい表現できるのか、いつも悩むのですが、このシーンは特に悩みました」と試行錯誤しながら挑んだシーンだと話す。
「(山下も一緒に)二人とも泣きながらアフレコをしていました。読者の皆さんの頭の中の音を超えられるのか?もしくは原作を読んでいない視聴者の方がいたら、原作も読んでみたいと思ってもらえるようなシーンにしたいと思い、精いっぱい挑みました。さらに作画がプルスウルトラしてくれて、本当にうれしくなったシーンでした」と熱い思いを吐露。
山下は、FINAL SEASON最終話である第11話(No.170「僕のヒーローアカデミア」)より、「1期から言い続けている、“僕が最高のヒーローになるまでの物語だ”から“僕たちが最高のヒーローになった物語だ”という変化して、物語が帰結するシーンなのかなと思いました。最初はデク一人だったのが、A組やプロヒーローたちとともにみんなで戦うことの強さを知ったんだなと。そして、最後はこの世界中のみんなと一緒にヒーローになれたんだと。手を差し伸べ続ける物語、それは職業ヒーローだけでなく、この世界中に生きている全ての人がヒーローになれるというメッセージがあるのだと感じました」とまさに“ヒーローアカデミア”としての在り方に触れ、ヒロアカへの愛たっぷりに語った。
■ヒロアカ作者によるファンへのメッセージ
そして、原作者・堀越耕平氏から会場のファンに向けたメッセージを公開。合わせて、8年後のデク、爆豪、お茶子、轟、オールマイトがジャンプフェスタの頭文字である「J」の文字をポーズ表現したイラストが公開となると、会場はさらなる熱気に包まれた。
ステージの最後は、山下から「TVアニメは最終回を迎えましたけど、まだまだヒロアカの世界は前向きにさせてくれるパワーを持っているなと感じました。そして、今回10周年という新しい発表もされて、僕らもまだまだみんなとともに走っていけるんだというワクワクが止まりません。プルスウルトラして走ってまいりますので、これからも応援よろしくお願いいたします!」とコメント。ヒロアカのイベント恒例となっている「Plus Ultra!(プルスウルトラ)」の掛け声とともに、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。


