
元天才ヴァイオリニスト・青野一が、海幕高校オーケストラ部の仲間たちと苦楽を共にし、青春のアンサンブルを奏でるアニメ「青のオーケストラ Season2」(毎週日曜昼5:00-5:25、NHK Eテレ/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・Hulu・Leminoほかで配信)。その第12話が12月21日に放送された。今話では、秋音律子が青野に対する恋心を自覚し、青野と律子、小桜ハルの三角関係のロマンスが大きく動き出した。一方、オーケストラ部は合唱部とコラボしてクリスマスコンサートに臨むことになり、合唱練習では佐伯直と山田一郎が皆を振り向かせるほどの美声を披露。2人から寄せられる恋心と、佐伯へのライバル心の両方で、青野の心は大きくかき乱される展開となった。(以降、ネタバレが含まれます)
■2人の想いに青野の心は揺れて
期末テストを間近に控えて、佐伯(CV.土屋神葉)、山田(CV.古川慎)とファミレスでテスト勉強をする青野(CV.千葉翔也)。しかし、3日前に律子(CV.加隈亜衣)から頬にキスされたことで、いやがおうにも律子とハル(CV.佐藤未奈子)を意識してしまい、勉強が手につかない。クリスマスにまで部活があるのかと不満げな山田をよそに、青野はハルとのデートと律子のキスを思い出し、全身から青いオーラを立ち上らせるのだった。
その夜、青野は駅で律子とハルに遭遇。律子はテスト勉強をしていた青野をからかうが、ハルは良ければ勉強を教えると申し出る。ハルの優しい申し出ににやける青野に、律子は「ハルが教えてくれるなら、私はもういいよね」とむくれ顔。普段どおりのやり取りに見えるが、律子の胸中は決して穏やかではなかったようだ。
青野の頬にキスをした日、律子は思いがけない行動に出てしまった自分に驚き、青野への想いに気づかないふりをしていたことを自覚する。それでも自分の想いを抑え、今の関係を壊さないよう、いつもどおりに振る舞っていたのだ。期末テストが終わったあと、勉強を教えてくれたハルにお礼を言う青野を、律子は複雑な表情で見つめる。そこには、ハルへの嫉妬心が滲み出ているようにも見えた。
律子がはっきりと青野への恋心を自覚したことに視聴者は騒然。SNSには「秋音律子の恋心自覚回でホンマに大声出てる!!」「小桜さんとの三角関係…気になります」など、様々なコメントが飛び交った。

■合唱部部長を驚かせた佐伯の美声
三角関係のロマンスが動き出す中、オーケストラ部はクリスマスコンサートで合唱部とコラボすることになった。このコラボは合唱部の部長を務める本郷しほり(CV.寿美かのん)のたっての希望であり、同部の顧問・瀬能菜津(CV.永木貴依子)も大いに乗り気だったようだ。しかも、オーケストラ部が合唱にも参加することになり、歌うことが苦手な青野は愕然とする。
クリスマスコンサートに向けて、合唱の練習を始めたオーケストラ部。青野は人前で歌うことに慣れず、もっと声を出すよう注意されてしまう。ハルも青野と同じく声が小さいと注意され、堂々たる歌声を響かせる立花静(CV.Lynn)と向き合って歌ってみることに。自分の声を聴いてほしいという立花の強い意思を感じたハルは、周囲が驚くほど大きな声を出してしまい、顔を赤らめるのだった。
青野が悪戦苦闘する一方で、皆の注目を集めたのが佐伯と山田だ。佐伯と間近で声を合わせることを心から楽しむ山田と、母親の歌声を思い出しながら、のびやかな歌声を響かせる佐伯。オーケストラ部の顧問・鮎川広明(CV.小野大輔)は、佐伯がオーケストラ部にとって起爆剤となり、いつも遠慮がちな佐伯にとっても、今回の体験が良い影響をもたらすだろうと確信する。
佐伯と山田が新たな才能と魅力を見せたことに、視聴者も「佐伯くんと山田くんの美声におおっと声が出ました」「佐伯くんと山田くんが歌上手い~」「山田くんがいっぱい活躍してうれしい」と大興奮。山田を推す視聴者からは、「山田くんは青オケの癒し」「山田くんの出番が多く、美声も聴けて大満足でした!」と喜びの声が上がっていた。
■佐伯への対抗意識をむき出しにする青野

ヴァイオリンの演奏では、良きライバルとして認め合う青野と佐伯だが、合唱に関しては佐伯が大きくリード。学校からの帰り道、佐伯の歌声に感銘を受けた本郷は「明日は負けないように頑張る」と声をかけるが、佐伯は「そんなに褒められるほどかな」とつぶやく。その無自覚さが青野のライバル心をさらにあおったようだ。
佐伯に「明日の演奏じゃ負けないからなー!」と宣言する青野。律子とハルから寄せられる恋心にドキドキし、合唱では佐伯に対抗意識をあらわにする青野は、これまで以上に青春を謳歌しているように見える。まずは、クリスマスコンサートで青野VS佐伯の勝負がいかなる決着を迎えるのか、楽しみに待ちたいところだ。
佐伯が歌でも実力を発揮した今話、SNSには「今日の青オケ、佐伯推し歓喜なんだが…どんどん表情が柔らかくなって…」「佐伯君、大活躍回!でしたね」など喜びのコメントが続々到着。佐伯推しの視聴者にとって“神回”となったようだ。
◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)


