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2023年に炎上した「高島屋のクリスマスケーキ」を今年も買ってみた結果 → 意外な変化が…

2023年に炎上した「高島屋のクリスマスケーキ」を今年も買ってみた結果 → 意外な変化が…

・損傷なし

ケーキをどっしり支えて保護しているのは、やはりこの紙の土台。わくわくさんが作ったのか? と聞きたくなるようなアナログ感満載の仕掛けだが、その効果は絶大だ。

下に巻いてある保護シートも相変わらず強固である。フィルムではなく、ほぼプラスチック板なのも去年と同じ。

おかげで、この見るからに複雑なフリル状の生クリームは一切崩れることなく、美しく整列している。もはや崩れる方が難しいのではないか? と思わせるほどの安定感である。

味に関しても、変わらず高クオリティで安心した。甘さを控えた上品な味わいの生クリームは、やはり一般的なイチゴショートとは一線を画す。

ただ、イチゴがぎっしり詰まりすぎていてカットするのが難しい。せっかく見事な状態で届いたのに、最終的に自分の手で無残に崩すという、西洋の童話みたいなオチとなったのだった。

・意外な変更点

一点だけ昨年と明確に違うポイントを挙げるとすれば、それはアフターケアの形式である。

去年は商品到着後、しばらくすると高島屋から「ケーキの状態はいかがでしたか?」という確認の電話がかかってきた。もちろん自動音声ではなく、生身のオペレーターからだ。

一軒一軒電話をかけるというその執念に近い対応に、私は高島屋の本気を見た気がしたのだが……。しかし今年、そういった電話はなかった。代わりに届いたのは、不備があった場合の案内メールである。

このことを対応の簡略化と捉えるか、あるいは自信の表れと捉えるかは人それぞれだろう。私にはこれは、高島屋がようやく “グチャグチャ事件” という悪夢を乗り越え、通常運転に戻った証のように思えてならない。

あの騒動から2年。高島屋のクリスマスケーキは、もはや崩れるかどうかを心配する対象ではなく、ただ純粋においしいケーキに戻ったと言っていいのではないか。

現場からは以上だ。それでは皆さん、メリークリスマス!

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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