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「俺は2度寝するために、1度寝ている」ガッポリ建設・小堀敏夫が語る“クズの定義” 家賃滞納の理由は「大家さんはなんもサービスしてくれてない」

「俺は2度寝するために、1度寝ている」ガッポリ建設・小堀敏夫が語る“クズの定義” 家賃滞納の理由は「大家さんはなんもサービスしてくれてない」

俺はアントニオ猪木さんの系譜

小堀の魅力をよくいえば、細かいことを気にしない大らかさだろう。小堀は、そんな自身を2022年10月1日に心不全で死去した昭和の大スター・アントニオ猪木さんに重ねている。

アントニオ猪木さんは豪快で豪傑だった。お金にまつわる数々の伝説も残し、数十億円の借金を背負い、返済に追われたという壮絶な過去を持つ。

「俺はアントニオ猪木さんの系譜なんだよ。豪快な男を真似しているわけじゃないけど、心持ちが似ていると思う。俺も豪快にお金を使っちゃって、1週間前にギャラ60万円もらったのに、気づくと300円しか手元に残っていないこともあった。

アントニオ猪木さん、矢沢永吉さんなんかもそうだと思うんだけど、ピンチをピンチだと感じていないよね。人間にとっての本当のピンチって生涯でそう訪れないよ。俺もたまに悩むことはあるけど、2日間くらい寝れば『パチンコやるしかねーな』ってところに落ち着くよ。

今の時代は賢い人は多いけど、猪木さんや矢沢さんのような昭和的な豪快な人はこの先出てこなくなるだろうね。アクセル・ローズも遅刻して観客を待たせたりしたことがあったけど、俺も気持ちはわかりますよ。アクセル・ローズも多分2度寝が好きなんだと思う」

〈前編はこちらから【「お前を殺して私も死ぬ」母からの絶叫電話…『ザ・ノンフィクション』放送後の残酷な現実】

取材・文/中山洋平 撮影/集英社オンライン編集部

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