先日楽天市場を眺めていたところ、「お茶のみ入った福袋」という商品を発見した。その名の通り、どうやら煎茶をはじめとしたいろんなお茶がセットになっているようだ。
お茶が好きな方に言ったら怒られるかもしれないけど……
正直筆者は煎茶を飲んだ時に、そこまで商品による味の差を感じたことがない。「煎茶は煎茶の味」っていうイメージだ。
だけどしっかり飲み比べてみたら、筆者のような素人でも違いが分かるのかな……?
ということで、実際にこの福袋を購入して確かめてみることにした。
・お茶まみれ
福袋を販売しているのは、楽天市場にある「お茶の製造・直売片野坂製茶」というショップ。
「松」「竹」「梅」の福袋が販売されていて、今回はいちばん安い「梅」を購入した。価格は税込2160円。
ちなみに「松」は記事を執筆した2025年12月24日時点で完売してしまっていたが、こちらにはお茶のほかにお菓子も入っていたようだ。
到着した荷物をさっそく開封してみると……
ほんとにお茶ばっかりだ〜!!!!
よく見てみると、全部の袋に「知覧茶」と記載されている。調べてみたところ、「知覧茶」とは鹿児島県南九州市で作られているブランド緑茶だそうだ。
東日本に住んでいる筆者は「お茶といえば静岡県」というイメージを持っていたのだが、実は鹿児島県もお茶の生産量が多い地域として知られているらしい。
なんと2024年には、茶葉の生産量が静岡県を上回って全国1位になったとのこと。鹿児島県、さつまいもだけじゃなくてお茶も強かったんだ……初めて知った。
それでは順番にどんな商品が届いたのか見ていこう。まずは100g入りの袋が3つ。
写真ではなかなか伝わらないかもしれないけれど、それぞれの袋はそれなりに大きい。手に持ってみるとしっかりと重さを感じた。この3つはどれも「煎茶」という分類のようだ。
続いて40g入りの袋が2つ。
袋のデザインがコーヒーとか紅茶のパックみたいでオシャレ。開封後でも口を閉じれるチャックがついているのも嬉しい。
青い袋には「抹茶入りくき茶」、葉っぱ柄の袋には「粉茶」が入っている。
そして小さい袋が2つ。それぞれに3gのティーバッグが3つずつ入っている。
「よろしくお願いします」「ありがとう」とメッセージが書かれていて、差し入れにぴったりな商品だと思った。
・飲み比べてみた
中身のチェックが済んだところで、さっそく飲み比べをやってみよう。
煎茶は好きだけど、さすがに7種類全部を一度に飲むのはキツい。そのため、今回は100gの袋に入っている3種類の茶葉の味を比べてみることにした。
まずはこちらの知覧茶。
あ、かなりまろやか!
茶葉の風味は感じるけど、それが苦みになっていなくてとっても飲みやすかった。飲み込んだあとしばらくすると、じわじわと濃厚な甘味が広がってきておいしい。
続いてこちらの知覧茶。
基本的な味は1袋目と同じだ。だけどさっきの茶葉と比べると、茶葉の香りがより強く漂ってくる気がする。
苦味もさらに控えめで、ごくごく飲まないと苦さが分からないレベルだった。
個人的には、今回飲んだ中ではこの商品がいちばん飲みやすくて好きだったな。
最後はこちらの知覧茶。
うっかり注いだ写真を撮り忘れてしまったのだが、見た目は大体先に飲んだ2つと同じだった。
しかし味にははっきりと違いがあり、今回飲んだ中で最も苦味が強い。
他の2つはうっすら「苦いかも?」と思う程度だったけど、こちらは口に含んだ瞬間にはっきりと渋い味が舌の上に広がる。大人っぽい味……!
コーヒーで例えるなら、「ラテ」と「ブラック」くらい違うように感じた。
「煎茶」というカテゴリーも「知覧茶」というブランドも同じなのに、見事に三者三様の味だったな~!
