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【スターダム】安納が上谷逆転撃破で決意の「トップ」宣言 両国へ挑戦者カルテットで聖夜メイン締め

【スターダム】安納が上谷逆転撃破で決意の「トップ」宣言 両国へ挑戦者カルテットで聖夜メイン締め

『STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2025』後楽園ホール(2025年12月24日)
○安納サオリ&飯田沙耶&さくらあや&玖麗さやかvs&小波&刀羅ナツコ&琉悪夏&上谷沙弥×

 安納が最後の前哨戦でワールド王者・上谷を逆転撃破。12・29両国大会に向けて、聖夜の後楽園ホール大会メインを挑戦者カルテットが勝利で締めくくった。試合後、安納は「このスターダムを盛り上げたい、支えたい。そして、私がトップでありたい!」と決意をあらわにした。

 12・29両国大会のワールド王座戦「(王者)上谷vs安納(挑戦者)」、ワンダー王座戦「(王者)小波vs飯田(挑戦者)」、ゴッデス王座戦「(王者)刀羅&琉悪夏vsさくら&玖麗(挑戦者)」のトリプル前哨戦として、H.A.T.E.の上谷&小波&刀羅&琉悪夏と安納&飯田&さくら&くららが聖夜の後楽園大会メインで激突した。

 場外乱闘からH.A.T.E.が試合を掌握。総出でさくらをいたぶってブーイングを浴びる。ゴッデス戦に向けて、刀羅がさくらを暴行。玖麗が反撃に転じてもラリアットをぶち込んだ。小波と飯田もタイトルマッチさながらの攻防を展開。暴走した小波は白いスプレー缶を投入する。一度は防がれながらも、レフェリーとの交錯を誘って無法地帯を作り上げると、飯田の顔面を白く染めた。しかし、ブチ切れた飯田はこん身のラリアットを何度も振り抜いて報復し、痛み分けに持ち込む。

 そして、ここで上谷と安納が対峙。感情むき出しのエルボー合戦を繰り広げる。安納は右のエルボー猛連打で競り勝つが、琉悪夏が介入すると、上谷がこん身のフロントハイキックで挽回。コーナーに上がるが、今度は玖麗が介入してダイブを防ぐと、安納は雪崩式フランケンで叩きつけた。上谷のカウンター式フットスタンプ、安納のジャンピングハイキックがそれぞれさく裂。フロントハイキックは相打ちとなって、両者大の字に。

 さくら&玖麗の加勢を受けた安納はミサイルキック、ジャーマンと猛攻。しかし、さくらのプランチャ誤爆から流れはH.A.T.E.に傾く。上谷はスワンダイブ式プランチャを敢行すると、H.A.T.E.が安納に集中砲火。さくら&玖麗がカットを狙っても、トラースキック&エルボーは避けられてまたも誤爆に。一気に上谷はスタークラッシャーで勝負に出た。完璧に決まるも、飯田がギリギリでカットに成功。ならばと上谷は再度のスタークラッシャーでダメ押しを狙うが、間一髪で不時着した安納がスペシャルポテリングで丸め込み、逆転の3カウントを奪った。

 安納が上谷に大逆転勝利。聖夜の聖地で王者から3カウントを奪った。上谷が安納に襲いかかるもあとの祭り。安納がワールド王座奪取に向けて弾みをつけた。

 マイクを持った安納は「上谷、たくさん戦ったな。乱入、乱闘、車襲い、イヤなこともいろんなことも言われた。でも、もう何言われても私は…私は今までの自分に胸張って、上谷沙弥の前に立つ。私が上谷から勝って、その“ワンダー"のベルトを巻く!」と宣戦布告。これを聞いた上谷は「おいおい、挑戦するベルトの名前を間違えてんじゃねえよ。ワンダーやりたいのか、お前?」と怒りをあらわに。安納が「私はワールドがやりたい。この赤いベルトに挑戦する!」と改めて言い放つと、上谷は「わかったよ。でも、このたったの1勝でこの1年の沙弥様がやってきたことすべてがひっくり返ると思ってんじゃねえぞ。どんな思いでやってきたと思ってんだよ。12・29両国で、お前に悪夢という現実を見せてやるよ」と言い返してにらみ合った。

 さらに、顔を白く染めた飯田が「てめえ、もうあんなスプレー、あっしには通用しねえぞ。頭のいい小波ならもうわかるだろ。両国、小細工なしで、あっしが真っ向から獲ってやるよ」と小波に通告。玖麗も「私たちがこのゴッデスのベルトに懸ける決意や覚悟、もうちゃんと伝わっているはずです。私たちはあなたたちみたいにボイコットしたりとか、逃げたりとか、隠れたりとかしないので。絶対に両国もボイコットせずにちゃんと来いよ!」と刀羅&琉悪夏に迫り、暴行を受けながらも調印書にサインを入れさせた。

 H.A.T.E.が去っていくと、安納は「獲ろう! ゴッデス、ワンダー、ワールド私たちが巻きます!」と断言。「ちょっと1つだけ言いたいことがあって…。私はスターダムに所属してまだ2年も経ってません。それでもみんなのことを仲間やと思っているし、ライバルと思っている。そして、このスターダムを盛り上げたい、支えたい。そして、私がトップでありたい!」と両国大会に向けて決意をあらわにすると、「だから、これからもよろしくお願いします」と3人に深々と頭を下げた。

 挑戦者4人がベルト奪取に向けて気持ちを1つにすると、安納が「2025年、ありがとうございます! でも、まだありますよ、両国国技館。ともに後悔なく2025年いきましょう。それでは…安納サオリと私たちがスターダムです」と高らかに宣言して、聖夜の聖地興行を締めくくった。

 バックステージでも挑戦者4人は揃ってコメントを発表。「ホントにこの前哨戦を通して、みんなの気持ちが一つになっていくなっていうのが凄く感じるんで。今日一つになれたなって私は感じた」と今宵まで続いた前哨戦ロードを振り返った安納は、「興奮しすぎて間違ったけど、私は正真正銘のワールドのベルトに挑戦する安納サオリです。もうゴチャゴチャ言わんし、言わせへん。両国でどっちが強いか決めようや」と上谷にメッセージ。「そして、私たちで締めよう」と4人で拳を合わせた。


【試合後の安納&飯田&さくら&玖麗】

▼安納「今日もありがとう。ホントにこの前哨戦を通して、みんなの気持ちが一つになっていくなっていうのが凄く感じるんで。今日一つになれたなって私は感じた」

▼玖麗「私たちは会見をボイコットされて、ここにサインもらえてなかったですけど、今日やっとやっとサインもらいました。会場でも言った通り、私たちが絶対に巻きましょう」

▼飯田「私は今日もこのザマだけど、勝ったんで。両国、何があっても、あの白いベルトを巻きますよ」

▼安納「私、興奮しすぎて間違ったけど、私は正真正銘のワールドのベルトに挑戦する安納サオリです。もうゴチャゴチャ言わんし、言わせへん。両国でどっちが強いか決めようや。で、私たちで締めよう」

※4人で手を合わせると、安納と飯田が先に去っていく

▼さくら「ユニット違えどベビーが集結し、凄くいいタッグだったと思う。来年は私たちベビーの年にしよう」

▼玖麗「はい! 両国絶対勝ちます」

【上谷の話】「おい、おい、おい、サオリちゃんよ。お前さ、ワンダーって言ったよな? ワールドのことを。お前実はさ、ビビってんじゃねえの? ちょっと弱気なんじゃねえの? 年末になってみんなベビーフェイスたち騒ぎ始めてるけど、お前たちがさ、この1年、なんも発言しないで、行動しないでやってきたから、今H.A.T.E.がリングのど真ん中に立ってるんだろ。その現実、お前ら自分自身のせいだからな。いつもいつも遅えんだよ。まあ、ワールドのベルト、ワンダーなんて間違えてるヤツにスターダムを背負う覚悟はないんじゃねえかな」

【小波の話】「おい、飯田。そうだな。お前の真っ白な顔も見飽きたところだし、真っ向勝負? いいじゃねえか。やってやるよ。それでも両国でお前はジ・エンドだ」

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