シグネチャーとは
出典 : shutterstock
シグネチャーとは、英語の「signature」に由来し、「署名」や「サイン」を意味する言葉です。ビジネスシーンではメールの署名欄を指しますが、ファッション業界では「ブランドを象徴する存在」という意味で使われます。
例えば、創業者の名を冠したブランドを「シグネチャーブランド」と呼び、クリスチャン・ディオールやシャネルなどが代表例です。また、ブランドの個性が最も表れる定番アイテムを「シグネチャーアイテム」、ロゴや頭文字などをあしらった象徴的なデザインを「シグネチャーモデル」と呼びます。
ハイブランドのおすすめシグネチャーアイテム①洋服
それぞれのブランドらしさが詰まったシグネチャーアイテムは人気が高い傾向にあります。ここからは各ハイブランドのおすすめシグネチャーアイテムをジャンル別に紹介します。まずは洋服のシグネチャーアイテムをピックアップしました。
シャネル(CHANEL)|ニット
シャネル(CHANEL)はブランド名に創業者ココ・シャネルの名前を使用したシグネチャーブランドです。ブランド名の頭文字であるCをデザインしたロゴ「ココマーク」は象徴的なモチーフであり、さまざまなアイテムに使用されています。
こちらのニットはココマークをあちこちにあしらったもの。同様にブランドのアイコンとなっているココ・シャネルが好きだったカメリアもデザインされているのがポイントです。シャネルらしさがたっぷり詰まった、シグネチャーアイテムと言えるでしょう。
クリスチャン・ディオール(Christian Dior)|ワンピース
クリスチャン・ディオール(Christian Dior)も、創業者の名前をそのままブランド名にしたシグネチャーブランドです。「Dior」という文字をモノグラムにしたトロッター柄はブランドを代表するデザインのひとつ。トロッターは廃番となり、現在はオブリークという新しい名で生まれ変わっています。
こちらのワンピースは全面にオブリークをあしらったアイテムです。上品な雰囲気があり、トレンドに左右されづらいため永く愛用できそうです。
グッチ(GUCCI)|ジャケット
グッチ(GUCCI)も創業者グッチオ・グッチの名前をブランド名に使っているシグネチャーブランドです。こちらはブランドのシグネチャーであるダブルGモノグラムを全面にあしらったジャケット。上質な素材とほどよい厚みがあり、シーズンを問わず着回しやすい一着です。
ゴールドボタンがアクセントとなり、クラシカルで洗練された印象を演出します。ブランドの歴史とモダンさが融合したデザインは、スタイルを格上げしてくれるでしょう。
ロエベ(LOEWE)|ジーンズ
ロエベ(LOEWE)は、ドイツの革職人であった創業者の名前がブランド名になっています。ロエベで代表的なモチーフと言えばアナグラム。ブランド名の頭文字であるLを4つ組み合わせてデザインしたモチーフで、さまざまなアイテムに使用されています。
こちらのジーンズは両足にアナグラムがあしらわれていることから、「アナグラムデニム」と呼ばれ人気が高いアイテムです。シンプルなデニムにアナグラムでロエベらしさが加わり、コーデを一気にランクアップできるでしょう。

