
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。10月24日~26日にかけて東京・池袋の東口エリアで開催された大型イベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2025」(池ハロ2025)には、3日間で16万1000人ものコスプレファンが来場。あいにくの雨天ではあったものの、コスプレパレードやギャザリング、各種ステージ企画などが実施され、会場は連日大盛り上がりとなった。WEBザテレビジョンでは、各エリアを彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
■「池ハロ2025」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?
■獅白ぼたん(「ホロライブ」所属バーチャルYouTuber)/山中おくらさん
ウイッグは、ぼたんちゃん特有のボリュームをしっかり再現しつつ、頭が重たくならないように結い上げでセットしました。バンスを使わずにふかしで全体の立体感を出しているため、軽さを保ちながらも丸くふんわりとしたシルエットになるよう工夫しています。また、ホームページの公式ビジュアルやYouTubeの配信アーカイブなどを確認しながら、一本一本の毛束の流れも調整しました。前髪や顔まわりのニュアンスもしっかりこだわって、柔らかさとボリューム感を表現しています。
■「Re:ゼロから始める異世界生活」エミリア/猫宮ハルナさん
白いウイッグ、白い衣装、そして薄い紫のカラコンがなじむようにメークを研究しました。紫色の下地を使って肌の黄みを抑えたり、ハイライトを2種類使ったり。パール入りのチークを部分的に乗せたりして、光でエルフっぽい立体感を感じられるように工夫しました。
■「この素晴らしい世界に祝福を!」めぐみん/めいさん
アイメークでつり気味の丸目にしたり、チークをちょっと濃いめに入れたりして、めぐみんの幼くてかわいい雰囲気を表現してみました。後ろ髪のツンツンしたクセ毛と、顔まわりのウイッグもこだわってセットしたので、そのあたりにも注目してもらえるとうれしいです。
■オリジナル衣装/黒光あんこさん
衣装に合わせて、髪からマスク、メガネ、タイツ、ブーツまで、全て同じ質感の素材で統一することを意識しました。
■「コミックマーケット107」は12月30日・31日に開催!
こうして大盛況のうちに終了した「池ハロ2025」に続き、12月30日、31日には年内最後の“コスプレも楽しめる”大型イベント「コミックマーケット107(コミケ107)」(会場:東京ビッグサイト)の開催が控えている。はたして「コミケ107」では、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井

