
私立恵比寿中学(えびちゅう)のメンバーで、“へそ出しマーメイド”こと桜木心菜が、12月3日に2nd写真集「ココナイロ」(秋田書店)をリリースした。韓国のソウル、チェジュ島を舞台に撮影された本作では、20歳を迎えた彼女の大人びた姿から等身大のラフな姿まで、さまざまな桜木の表情が収められている。ファンが驚いたという大胆カットのメーキングエピソードや、初挑戦になる2.5次元舞台への意気込み。そして、「もっともっと燃えていく」と宣言する私立恵比寿中学としての誓いまで、現在の思いをたっぷりと語ってもらった。
■「20歳のギャップを見せたかった」韓国で見せた大人な一面と大胆カット
――発売から日もたって、リリースイベントも開催しました。ファンの反響はいかがですか?
皆さん、結構びっくりしていた感じです(笑)。黒のランジェリーや、ちょっと水着が脱げちゃったよ、みたいな演出を入れていたので、「こんな大胆なカットがあるとは思わなかったよ」って(笑)。
――ロケ地は桜木さんがプライベートでもよく足を運んでいるという韓国。どんな場所で撮影されたのですか?
ソウルとチェジュ島に行ってきました。今回はあえて初めて行く場所にして、私の知っている韓国とはまた違った雰囲気を楽しんできました。本当に楽しい韓国旅行をしてきた気分です。
――テーマは「韓国にダンス留学している少女」。これはどういう発案なのでしょう?
この写真集の前に、ダンスレッスン場を舞台にしたカットで雑誌のグラビアに出させていただいて、そこからつなげたテーマです。韓国のダンス留学に憧れていた少女が、夢がかなって、韓国でレッスンを頑張りながら幸せを満喫している日常を切り取りました。それもあってかな、今回は前回とはまた違ったスタイルで、水着もスポーティーなもので、ラフな衣装が多いですね。

■ストイックなボディーメークの成果、韓国で出会った最新トレンドフード
――お気に入りのカットはどれになりますか?
夜のソウルで、街中の光をイルミネーションのようにして撮ったカットです。写真の雰囲気も好きなんですけど、私服でこういうオーバーサイズのTシャツとかを着たことがなくて、髪形も下めのお団子ツインを初めてしたんですよ。自分でもすごく新鮮なカットだなと思いました。
あと、見開きで載っている黒のランジェリーカットですね。20歳になって、前回の写真集とはギャップもある大人な私を見せたいと思って挑戦しました。黒を選んだのも大人なイメージで。格好良い女性でありたいとか、いつまでもきれいで美しくありたいとか、そういう思いがあって、黒のランジェリーならそんな自分を表現できるかなって。
――この写真集のためにボディーメークやダイエットはされたのですが?
ちゃんと頑張りました。私、結構計画的にやるタイプで、1カ月前から食事制限とバランスのいいメニューにして、もともと好きだった筋トレをより一層頑張りました。いいラインになったなって、大満足です。
――韓国発のトレンドがよくありますよね。今回の撮影でそういうものには出合いましたか?
一つ見つけました。今回は食べられなかったんですけど、「クロッチ」というクロワッサンとお餅が混ざり合った超最新の韓国フードらしくて。フードというか、スイーツなのかな? すっごいおいしそうで、食べたかったなぁ。まだ日本に入ってきていないんですよ。次、韓国に行ったときは、絶対食べに行きます!

■X開設で「桜木心菜 Xうまい説」浮上!? 見せていきたい“素の自分”
――写真集の発売日、12月3日にXを開設しましたね。始めてみていかがですか?
私の性格を知っているファンの方は「すぐ飽きるだろう」とかすごく言ってきたんですよ。だから、“見てろよ!”って気持ちで毎日いろんな「おはようポスト」をしています。まずは1カ月を目標にやっていたら、結構「桜木心菜 Xうまい説」が出てきて、“よしよし”って気持ちです(笑)。
――エゴサはする方ですか?
名前検索はしちゃいますね。みんなタグ付けしてくれているので写真集の反応も、ちゃんと全部見ているので、いいコメントだけお願いします(笑)。
――Xはこれからどんなふうに使っていきたいですか?
グラビアの写真をいっぱい上げていきたいです。あと、今日食べたおいしいものとか、今日起きたこととか。私、今までプライベートの部分をあまり表に出してこなかったんですよね。そんなに秘密にしているわけでもないんですけど、あまりそういう機会がなくて。
だからステージのイメージがあるのか、「桜木心菜は格好良い女性だ」みたいな感じになっているっぽいんです。それはそれでうれしいですけど、本当はもっとラフだよっていうのを知ってもらいたいです。

■初の2.5次元への挑戦と知らなかった世界の体験
――2026年1月30日(金)からは舞台「FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE II」(東京・サンシャイン劇場)が始まります。オウィス王国の姫君という重要な役だそうですね。
ルティアル・オウィス役で出演させていただきます。舞台はまだ2回目で、しかも2.5次元は初めてなので怖いですね。でも、最初は不安でしたけど、ビジュアル撮影をして、頂いた台本を読んでいるうちに役への気持ちも入ってきて、今は楽しみの方が大きくなってきています。
ルティアルは光と影の二面性を持っているところが少し自分にも似ているなとも思っていて、稽古が始まるのが待ち遠しいです。自分自身の可能性が広がる気がしますし、皆さんにも「あの子いいね」と言ってもらえるお芝居をできるように頑張ります。
――グループを離れての活動はいかがですか?
メンバーあるあるなんですけど、誰かが舞台とかで抜けていると、「あ、◯◯ちゃんいないのか。寂しいなぁ」という感じになるし、えびちゅうは人見知りばかりなので、外に出ていく子も寂しくなっちゃうっていう。私も前回、初めて舞台に出たときは寂しいし、最初は誰とも話せませんでした。
でも、毎日一緒に稽古をしているうちに仲が深まったし、稽古場のお掃除、道具の移動や片付けとかを全部自分たちでやって、普段ステージを作ってくださっている裏方さんの大変さもすごく分かりました。今まで知らなかった世界を知れるとてもいい体験ができたと思います。

■Kアリーナ横浜に向けて「来年はもっともっと燃えていくぞ!」
――今年20歳になって、何か特別な感情はありますか?
10代のときに感じていた悩みって、すごくちっぽけだったんだなって。一歳歳を重ねただけなのに、ずいぶん達観して周りの景色を見られるようになったなと思いました。今までは一点集中で視野が狭かったんですけど、それを広げられるようになったというか。仕事の切り替えだったり、感情の整理だったり、不思議と心に余裕が出てきた気がします。
――桜木さんにとって2025年はどんな年でしたか?
個人としてはまずこの二冊目の写真集を出すことができたのが本当にうれしいです。えびちゅうとしては、3度目のさいたまスーパーアリーナ公演も成功で終えることができた一年でした。あのアリーナ会場から見る景色はもうずっと忘れられないと思うぐらいすてきな光景でした。またここに戻ってこられるように全力で頑張ろうと思った瞬間でしたね。
――2026年はどんな年にしたいか、何か目標はありますか?
来年はもっともっと燃えていくぞ!って、やる気全開です。1月12日(月)には、えびちゅうでは最大規模のKアリーナ横浜でのワンマンも控えているので、ここも絶対に成功させたいです。その後もここで満足せずに、もっともっと上を目指した挑戦をしていきたいです。
――桜木さん個人として、これは絶対やるぞっていう目標もお願いします。
う~ん、何にしようかな。「おはようポスト」は続けられない気がする(笑)。じゃあ、スカイダイビングに挑戦します!
――高いところは大丈夫?
全然ダメです(笑)。だから挑戦です。できたら皆さん、たくさん褒めてください!


