~シミュレーター活用でドライビング技術向上~

eスポーツ事業に取り組む通信事業者の中部テレコミュニケーション株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:中島弘豊、略称:ctc)と、日本を代表する国際サーキットのひとつである富士スピードウェイ株式会社(本社:静岡県駿東郡小山町、代表取締役 社長執行役員:酒井良)は、「レーシングシミュレーター+ドライビングアドバイス」の実証実験を、2025年12月26日から開始いたします。
今回の実証実験は、富士スピードウェイのライセンス会員の顧客満足度を高めるため、ライセンス会員専用ラウンジ内に設置するレーシングシミュレーターで、サーキットと同じコースをバーチャル走行してプロドライバーによるドライビングアドバイスを受けることができ、ctcはこれまで培ったeSPORTSイベント運営のノウハウを活かし、本実証実験の全体企画設計、シミュレーターの設置、ドライビングデータの分析を行い、富士スピードウェイではライセンス会員へのシミュレーターの運転機会の提供をはじめ、全体プロモーション、ドライビングアドバイスを行います。
本取り組みは、バーチャルとリアルモータースポーツの融合によるドライビング技術の向上可能性を探るものであり、両社の協力体制のもと推進してまいります。

■ 背景
これまで、サーキットを0.1秒でも速いタイムを目指して走行するには、実際のコースでの練習が必須であったため、車体の部品消耗によるコストやドライバーの事故・怪我のリスクは避けられませんでした。そのような状況のなか、ctcと富士スピードウェイは、より安全かつ効率的にドライビング技術を向上させたいという思いから、富士スピードウェイライセンス会員向けにレーシングシミュレーターを活用したドライビングアドバイスの実証実験を開始することとなりました。
本レーシングシミュレーターは、プロドライバーも認めるほどリアルな体験ができ、実際のコースで走行しているかのような感覚を味わえます。これにより、コストやリスクを抑えつつ、トレーニングを行うことができます。
■ 実証実験の概要

■ 詳細
ライセンス会員専用ラウンジ内にレーシングシミュレーターを設置し、プロドライバーが同席してアドバイスを行います。会員はレーシングシミュレーターを通じて、レーシングコースをバーチャル走行しながら、プロドライバーから直接アドバイスを受けることが可能です。
シミュレーターでは、実車走行では危険や困難を伴う精密なコーナーワークの練習が安全に行える他、高速走行時に実車では実現しにくい詳細なアドバイスをプロドライバーから受けることができます。これにより、ドライビング技術の向上や、ラップタイムの短縮を目指すことが可能です。
また、実車走行では回数を重ねるほど車体や部品の消耗が発生したり、高速運転による事故の危険性が増すこともありますが、シミュレーターであればこうしたリスクを伴わずに繰り返し効果的なトレーニングを積むことができます。
プロドライバーによるドライビングアドバイスイベントの日にちなど詳細は特設ウェブサイトをご覧ください。

■ 今後の展望
今回の実証実験の成果を踏まえ、レーシングシミュレーター+ドライビングアドバイスイベントの定常化を目指し、利用者のさらなるドライビングテクニックの改善・向上を目指せる環境を整備します。いずれは利用者が自宅でレーシングシミュレーションを行い、プロドライバーから遠隔でアドバイスを受けられる環境の構築を目指してまいります。
また、シミュレーターでの個々のドライビングデータを収集・分析しAI活用によるドライビングアドバイス支援や新たなビジネスモデルを構築し、自動車産業のマーケット活性化につなげる未来を目指します。
また、ctcはeスポーツ運営のノウハウを活用し、社会課題の解決に取り組んでいきたいと考えています。自動車業界には現在、「少子高齢化」「若者の車離れ」などによる自動車利用人口の減少という課題がありますが、ctcはeスポーツを入り口として車への関心を高め、運転の楽しさを心から実感してもらうことで、これらの課題解決に貢献いたします。
今後もctcは、eスポーツとリアルモータースポーツのつながり創出により、いつもの暮らしに新しい出会いと新しい“いつも”をつなげてまいります。

■ 会社概要



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