43回目となるTBSの大型アトラクション番組「SASUKE」。今年は12月24日、25日と2夜連続での放送となったが、Snow Man岩本照の「当日欠場」が波紋を広げている。
岩本は過去10回「SASUKE」に出場してきた常連組だ。だがチャレンジ前、会場のアナウンサーから「Snow Manの岩本照さんですが、当日のコンディショニング不良で欠場となりました」と告げられると、おそらく彼を見たさにやってきたファンの女性からは「えーっ!」という悲鳴が上がった。
このあと岩本はインタビューに臨み、つらそうな表情でこう語っている。
「いろんな環境と状況の中で、出場者のみなさんが準備して、この日のためという中で、僕がプレーしている姿を皆さまに見せてあげられないという…応援してくださっている方々に向けて、申し訳ございません。『SASUKE』は大好きだし、こうやって生で見させていただけるのであれば、僕は最後まで皆さんの挑戦は生で見させていただきたい。今回は申し訳ございません」
時おり声を詰まらせながら陳謝し、応援する側に回ると宣言したのだった。
岩本が出場する「1枠」がもったいない、いきなり当日、しかもチャレンジ直前になって欠場とは何事か、との指摘はもっともだろう。
ちなみに収録が行われたのは10月で、11月からは2年連続の5大ドームツアーがスタート。Snow Manのリーダーとしての責務もある。また当日は雨で、濡れたセットで足をケガする危険を想定し、泣く泣く辞退したということも考えられる。
つまり「当日のコンディショニング不良」というのは、本人の体調や体力の問題ではないことも考えられるのだが、そこは曖昧なまま終わっている。これが批判に拍車をかけているのだ。
岩本が初めて「SASUKE」に挑戦したのは、Snow Manがまだ本格ブレイクする前の2017年。入所から10年でかなえた夢だった。だが2020年、コロナが蔓延している中で参加した飲み会に、未成年がいたことが発覚。4カ月間、活動を自粛している。こうした過去のイメージも相まって、余計に批判の的となってしまったようだ。
(中嶋梓)

