シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールは、2021年にアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)を抑えて新人王を受賞。2年目にはオールスターにも選出され、若きプレーメーカーに導かれたホーネッツは将来安泰と思われた。
しかし、ラメロ加入後にチームは1度もプレーオフに進めず、リーグ下位が定位置となっている。殿堂入り選手のアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)は、『NBA Showdown』出演時にその責任はラメロ自身にあると語った。
「彼は違いを生み出せる選手だ。ただ、彼が決めなければならないのは『楽しませる存在でいたいのか? それとも勝ちたいのか?』ということだ」
ラメロは20年のドラフト1巡目3位指名を受け、1年目からトリッキーなプレーで瞬く間に人気選手となった。昨季はイースタン・カンファレンスのバックコートでオールスター最多得票を獲得し、その地位をさらに確固たるものにした。
スタッツ面でも、2年目以降は4年連続で平均20点、7アシスト以上を記録。キャリア全体でも平均20.9点、7.5アシストという数字を残している。
それでも自身の活躍とは裏腹に、ホーネッツの成績は伸び悩んでいる。これについて、トーマスは勝つためには嫌われる覚悟も必要であると持論を展開した。
「今の彼は“エンターテイナーで楽しい男”なんだ。みんな彼を好きだし、彼が部屋に入れば場が明るくなる。リーグの選手たちも彼を好いている。でも、周囲が彼を嫌い始め、好まなくなった時、そこで初めて、彼は勝ち始めるだろう。今、彼は決断しなければいけない。『勝ちたいのか? それとも好かれていたいのか?』をね」
NBAで7回の優勝を誇るロバート・オリーも、先月の自身のポッドキャストでラメロについてトーマスと同じような見解を示している。
オリーはラメロを「とてつもない才能の持ち主」と認めつつも、ファンを喜ばせることに満足しており、“勝つための意識”が足りないと指摘した。
「彼が『このゲームは本当にシリアスなんだ』というマインドを持たないといけない。(今の)彼にとってバスケットボールはただのライフスタイルなんだと思う。だから、真剣に捉えていないんだ」
さらにオリーは、勝者に求められる姿勢についてこう続けた。
「才能は間違いなく一流だけど、プレーを見ていると“何かが欠けている”。どこかで“闘犬モード”に切り替えて相手をねじ伏せられるか?毎回派手である必要はない。ただ『仕事をやり遂げればいい』。
彼はすごい選手になれるけど、真剣さが足りない。生活としての華やかさを、あまりにも愛しすぎているんだ」
ホーネッツは過去9シーズン連続でプレーオフ進出を逃しており、今季も10勝20敗でイースト12位に沈んでいる。
能力自体は申し分ないものの、そのパフォーマンスが勝利に直結せず、“勝てないスター”という不本意なレッテルも貼られつつあるラメロ。24歳の司令塔は、レジェンドたちの声をどのように受け止めているのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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