この週末、どこに滑りにいくべきか？！「日本一滑る気象予報士」兵頭哲二がこの週末のパウダーを予測する。
週末の概況
今週末は、北日本から西日本まで、待望の雪が降るでしょう‼ しっかりと計画を立ててくださいね。
あす12月26日(金)にかけて
あす（12/26日）は全国的に冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に広く雪となるでしょう。1500m付近で－6℃の寒気が太平洋側まで南下する見込みです。強い寒気が南下するため、良質のパウダースノーが期待できそうです。また、西日本のスキー場もまとまった雪となるでしょう。
【北海道エリア】
今夜（12/26日）は道東中心に雪が降るでしょう。今夜降る雪はまだそれほど多くはありません。あす日中は日本海側のエリアを中心に雪が降り、午後に雪が強まる見込みです。また、風も強まり、吹雪く所があるでしょう。1500m付近－10℃以下の寒気が入ってきますので、どのエリアでも極上のパウダーが楽しめそうです。
【東北エリア】
山沿いの雪は今夜一旦止みますが、あす明け方から再び降り出すでしょう。午前中は日本海側の山沿い中心に湿った大雪となるでしょう。午後はパウダーに変わり、降り続く見込みです。ただ、風が強く、標高の高いエリアや山頂エリアは風速20m/s前後が予想されます。リフトの運休などが発生するかもしれません。
【湯沢エリア】
あすの明け方から一気に大雪となるでしょう。特に午前中はドカ雪となりそうです。午後は降り方が落ち着く見込みです。かなりの大雪になる可能性がありますので、営業について事前によく確認をしてください。
【信越エリア】
あす朝にまとまった雪が降る見込みです。日中も雪が降ったり止んだりでしょう。やや内陸の信越エリアは風もそこまで強くない見込みで、一日を通して良質のパウダーを楽しめるでしょう。
【上越エリア】
今夜から雪が降り、あす朝はドカ雪となるでしょう。営業開始が遅れるようなことがあるかもしれません。午前中は北風がやや強く吹くでしょう。午後は風はやや落ち着く見込みです。
【その他エリア】
今夜からあすにかけて、近畿から山陰にかけて、まとまった降雪が期待できるでしょう。新雪の感触を楽しんでください。
12月27日(土)にかけて
北日本は冬型の気圧配置が続き、雪が続くでしょう。西寄りの風が続く見込みです。東日本、西日本では次第に冬型の気圧配置は緩むでしょう。
【北海道エリア】
西寄りの風に変わり、日本海側のエリアを中心に雪や吹雪が続くでしょう。1500m付近の風速は15m/s程度の予想です。リフトの運行状況などは要チェックです。
【東北エリア】
雪が降ったり止んだりが続き、エンドレスパウダーを楽しめるでしょう。1500m付近の風速は15m/s前後の予想でやや風が強いため、リフトの運行状況などに注意してください。
【湯沢エリア】
午前中は雪が降ったり止んだりでしょう。午後はくもりとなる見込みです。前日の雪が十分にあり、気温も低いため、コンディションは一日を通して良さそうです。風はありますが、風速は10m/s以下の見込みです。
【信越エリア】
日中はくもりで、午前中は時々雪が降るでしょう。午後は雪が止む見込みです。風も弱いでしょう。コンディションの良い雪が楽しめそうです。
【上越エリア】
日中はおおむねくもりでしょう。風も弱く、最高のパウダーを楽しめそうです。
【その他エリア】
日中は雪はちらつく程度でしょう。気温も低いため、コンディションは良さそうです。
12月28日(日)にかけて
北海道は朝は冬型の気圧配置が残りますが、次第に緩んでくるでしょう。本州は高気圧に覆われ、晴れる所もある見込みです。
【北海道エリア】
日本海側は午前中雪が降るでしょう。午後は止んでくる見込みです。西寄りの風が強く1500m付近は15m/s近い予想です。
【東北エリア】
山では午前中心に雪が降ったり止んだりでしょう。依然西寄りの風が強く、1500m付近は10～15m/s程度でしょう。
【湯沢エリア】
午前中雪の降るタイミングがありそうです。午後は晴れ間が出てくるでしょう。最後までグッドコンディションが保たれそうです。
【信越エリア】
晴れたりくもったりでしょう。気温は低いため、コンディションは良さそうです。
【上越エリア】
おおむね晴れるでしょう。絶景と雪を楽しんでください。
【その他エリア】
おおむね晴れるでしょう。午後はやや雪が緩んできそうです。
最後に
先週は雪が降らず、今週も今日（12/25日）までは苦しい営業のスキー場が多かったですが、この週末で復活＆新たにオープンにこぎつけられるスキー場も出てきそうですね。また、年末はそれほど雪の予想は出ていませんが、年始は強めの寒波がやってくる予想も出てきています。今週滑りに行く人もまだ、シーズンインできていない人も、1月はパウダーチャンスが増えると思いますので、準備を整えておきましょう。
