
本作の舞台は1930年代のシカゴ。自らを創造した博士の名前を借り“フランケンシュタイン”と名乗って生きてきた怪物は、人々に忌み嫌われ誰とも心を通わせられない孤独に耐えきれなくなっていた。そんなフランケンシュタイン(ベール)は、ユーフォロニウス博士(アネット・ベニング)に「伴侶を創ってほしい」と依頼。その頼みを聞き入れた博士は、墓から掘り起こした女性の遺体を彼の花嫁“ブライド”(バックリー)として蘇らせる。ある事件をきっかけに追われる身となった2人は逃避行に出るが、それはやがて人々や警察を巻き込み、社会全体を揺るがす革命へと発展していく。
監督は俳優から監督業に進出し、初監督作品『ロスト・ドーター』で第94回アカデミー賞脚色賞にノミネートされるなど世界中の映画賞を賑わせたギレンホール。主演はクロエ・ジャオ監督最新作『ハムネット』(25)でアカデミー賞主演女優賞獲得の呼び声高い新鋭のバックリーと、『ザ・ファイター』(10)で第83回アカデミー賞主演男優賞を受賞したクリスチャン・ベール。この2人が、生々しく鮮烈な演技でフランケンシュタインとその花嫁ブライドに命を吹き込む。共演はピーター・サースガード、アネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルスといった豪華俳優陣が脇を固める。
このたび解禁されたティザー予告編は自らの数奇な運命を笑い飛ばすかのようなブライドの黒い模様が象徴的な口元のアップから始まる。階段から足を踏み外し事故死した女性は、フランケンシュタインとユーフォロニウス博士の手によって墓から掘り起こされ、再び命を与えられる。「残された道はただひとつ。生きろ」と語りかけるフランケンシュタインの言葉の通り、ブライドは生前の記憶をすべて失っており、自分が誰かもわからないまま彼との新たな人生に身を投じていく。
予告編中盤、街のゴロツキに絡まれたフランケンシュタインは、ブライドを守るため彼らを殺害。これをきっかけとして2人は警察から追われる身となり、“死が2人を分かつまで”続くハネムーンという名の逃避行へ身を投じる。予告編中、胸中を吐きだすように叫ぶブライド、ネオン輝く煌びやかな街並み、絢爛豪華なシャンデリアを迫力いっぱいに破壊するフランケンシュタイン、2人を追い詰める市民たち、自由を謳歌するように車を飛ばす2人、警察らしき追手に向かって銃を放つフランケンシュタインなど、2人の愛と破壊に満ちた逃避行を収めたカットが断片的に映しだされていく。
あわせてペアティザーポスター2種も同時解禁。クールかつレトロなポスターにはブライドとフランケンシュタインの顔が半分ずつ描かれており、並べると一つの顔に見えるようにデザインされている。
2026年上半期の映画館を賑わすことになりそうな本作。今後届けられる続報も見逃せない!
文/スズキヒロシ
