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えっ、クリスマス後だったっけ? 『ガンダム』の「ゲルググ」登場が本当に遅すぎた話

えっ、クリスマス後だったっけ? 『ガンダム』の「ゲルググ」登場が本当に遅すぎた話


「シャア専用ゲルググ」のアニメ本編登場は第37話「テキサスの攻防」から。「HG 1/144 シャア専用ゲルググ」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

【画像9枚】こちら「ゲルググ」と色鮮やかなエース専用機、バリエーション機です

「遅いにも程がある」といいたくもなる

『機動戦士ガンダム』で描かれた「一年戦争」は、U.C.(宇宙世紀)0079年の初頭に始まり、0080年1月1日の終戦協定調印をもって終結しました。

 クリスマスを過ぎれば、日付のうえではもはや最終盤という印象ですが、物語の上ではここから「マ・クベ」の駆る「ギャン」とのバトルがあったり、「緑のおじさん」こと「シャリア・ブル」が登場したり、なにより「ララァ」との出会いと別れがあったりと、主人公「アムロ・レイ」は大みそかの「ア・バオア・クー」戦に至るまで、実に濃厚な年の瀬を過ごすことになります。

 エピソード数で見れば、第37話「テキサスの攻防」から最終第43話「脱出」まで7話ぶん、最初のTV放送の期間で見れば1か月半をかけて描かれているので、これが1週間弱の出来事といわれても、あまりピンとこないかもしれませんね。

 同様にモビルスーツ「ゲルググ」が「遅すぎた名機」といわれるのも、人によってはあまりピンとこないかもしれません。アニメ本編への初登場は、上述の第37話における「シャア・アズナブル」専用の先行量産型で、物語上の日付はさておき最終話までにやや間があったからです。なお量産機の本格投入は最終決戦「ア・バオア・クー」戦です。

 OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』では、日付的にもう少し早いタイミング(U.C.0079年12月14日から15日ごろ)で、性能向上型である「ゲルググJ(イェーガー)」の姿が確認できます。またクリスマスに行われたという「ソロモン要塞攻防戦」では、エースパイロット「アナベル・ガトー」が専用のゲルググを駆り「ソロモンの悪夢」という二つ名で呼ばれることになる活躍を見せたとする作品もありました(この時のガトーの乗機は「リック・ドム」とする作品もあります)。

 いずれにせよこうして俯瞰(ふかん)すると、「遅すぎた」といわれるのもやむなし、というのがよくわかります。

 では「名機」の部分はどうでしょうか。この点についてはのちの宇宙世紀の歴史が物語っているといえそうです。

 上述した『0083』には海兵隊仕様機「ゲルググM(マリーネ)」が登場し、「シーマ・ガラハウ」がその指揮官機タイプを駆っていました。

 宇宙世紀0088年を舞台とする『機動戦士ガンダムZZ』には、ゲルググの近代化改修タイプ「リゲルグ」が見られます。名前は「リファインド・ゲルググ」の意です。内部にバーニアを備える大型のショルダーアーマーが目を引き、コックピットには全天周囲モニター&リニアシートが採用されるなど、8年前の機体をベースに新鋭機といって差し支えのないような改修がほどこされていました。宇宙世紀0096年を舞台とする『機動戦士ガンダムUC』においても、ジオン軍残党「袖付き」にて運用されています。

 このほかにも、「ゲルググ・ウェルテクス」(マンガ『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』作:Ark Performance/メカニックデザイン:大河原邦男/原作:富野由悠季/原案:矢立肇/KADOKAWA)や「ゲルググIII」(メカニック企画「A.O.Z Re-Boot」)など、派生機や後継機は数多く、それらはつまりゲルググの素性の良さを証明しているといえそうです。

配信元: マグミクス

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