●「すぐに暖まる」も大事だけど「電気代」を忘れずに
森廣さんは、パーソナル暖房を選ぶ際の三つのポイントを挙げます。
(1)どこで・誰が使用するのか
(2)いつ・どのくらいの時間使用するのか
(3)実際にお試しいただく
(1)については、「商品を置く場所や使用される方の年齢などによって、大きさや安全面でご紹介する商品を変える場合もあります。熱を発生させる商品なので、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では安全面を第一に考えられているお客様が多いです」とアドバイスします。
(2)については、「すぐに暖まる商品を欲しいと考えていらっしゃるお客様が多いのですが、長時間の利用を想定されている場合は、暖まるのが少しゆっくりでも電気代を抑えられる商品をおすすめしています。使い方によっては月の電気代が数千円上がってしまうこともあるので、その商品の機能だけではなく、商品を利用することでどんな変化があるのかをご案内するようにしています」と説明。電気代は確かに気になるポイントですね。
(3)については、「電気で動く暖房器具であれば、ほぼすべての商品をお試しいただけるような売り場をつくっています。実際にご体感いただくことで納得感を持って商品を選んでいただけるようにご案内しています」と話します。使い勝手や注意するポイントなどを聞きながら確認できるのは、リアル店舗ならではのメリットです。
さっそく商品について、森廣さんに順番におしえてもらいます。
●遠赤外線は電気代にもやさしい。ダイキンの「セラムヒート」
森廣さんが推す商品の1品目は、ダイキンの遠赤外線暖房機「セラムヒート ERFT116AS」です。
おすすめする理由について、「電気ストーブは近くにいるととても暖かい商品ですが、長時間近くにいるとジリジリとした熱さを感じたり、少し離れると暖かさが届かなかったりというお客様のお声をよく聞きます。ダイキンの電気ストーブ『セラムヒート』なら遠赤外線の効果で嫌な熱さがなく、少ない電力なのに暖かい!しかも身体の芯を温めてくれるので、近くにいなくてもぽかぽかの状態が長続きします」と説明します。
さらに「1畳分(1.8m)先まで暖かさが届くので、一人でソファーにくつろいでいても、テーブルで食卓を囲んでいても全員が暖かい!ぜひ一度お試しいただきたい商品です」と、暖かさの範囲の広さが特徴であることを強調します。
森廣さんがこの商品をおすすめしたい人は、「少ない電力で電気代を抑えつつ、しっかりと暖まるので、事務作業をされているお客様やご自宅でくつろぐ時間に暖まりたい方など、比較的長い時間利用されるお客様におすすめです」とのこと。
遠赤外線は人にあたると熱量のほとんどが体内に浸透します。ダイキンによると、熱量の90~95%が吸収されるため体の芯から温まるそうです。また、ユーザーの約6割が控えめ運転で使用しています。効率的に暖まるから、気になる電気代も抑えられそうです。

