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「多くの人に夢を与えたい」波多野翔が挑戦を続ける理由とは<多聞くん今どっち!?>

「多くの人に夢を与えたい」波多野翔が挑戦を続ける理由とは<多聞くん今どっち!?>

アニメ「多聞くん今どっち!?」で福原多聞役を務める波多野翔にインタビューを実施。
アニメ「多聞くん今どっち!?」で福原多聞役を務める波多野翔にインタビューを実施。 / (C)師走ゆき・白泉社/多聞くん今どっち!?製作委員会

「花とゆめ」(白泉社)にて現在連載中であり、累計発行部数175万部を突破した話題作「多聞くん今どっち!?」は、2026年1月3日よりTVアニメが放送される(毎週土曜夜25:00-25:30、TOKYO MXほか/U-NEXT・アニメ放題・dアニメストア)。本作は高校生の木下うたげが、家事代行のバイトで自身の推しである福原多聞の裏の顔を見てしまう……といった、推し活ラブコメディだ。今回WEBザテレビジョンでは、2つの姿を持つアイドル・福原多聞を演じる波多野翔にインタビューを実施。初のメインキャストを演じるにあたっての気持ちや、作品のテーマでもある“推し活”について話を伺った。

■早見沙織との共演エピソードも「うたげちゃんのように全肯定してくれた」

――「多聞くん今どっち!?」に出演が決まった時の気持ちを教えてください。

この作品はオーディションを受けさせていただいたのですが、マネージャーさんから連絡をいただいて、決まったと聞いた時は本当に嬉しかったですね。僕自身、アニメで初のメインキャラクターをやらせていただく作品でもあるので、受かりたいという気持ちはかなり強かったのを覚えています。ただ、他のメインキャストさんが活躍されている方ばかりだったので、少し不安もありました。

――先ほど話していた「オーディション」についても、詳しくお話を伺いたいです。

「テープオーディション」と「スタジオオーディション」の2つがあったんですけど、テープオーディションの時はあまり作りすぎずに演じるようにしていました。スタジオオーディションでは、多聞くんというキャラクターについて改めて研究させていただいて、特に“イケ原くんとジメ原さんの差別化”に重点を置いていましたね。あとオーディションでは歌唱審査もあったので、彼のセクシーさやワイルドさは意識しながら歌わせていただきました。

――キャラクターを演じるにあたり、力を入れたことは?

イケ原くんの場合は僕自身がセクシーさ、ワイルドさを勉強するところから入ったので、乙女ゲームを実際にプレイして、「イケメンキャラのセリフってどんな感じなんだろう?」「ワイルドさはどうやって出しているんだろう?」というのは調べていましたね。あと多聞くんはアイドルでもあるので、現在活躍されているアイドルの立ち振る舞いを知るために、実際にライブへ足を運んだりしていました。

反対にジメ原さんは普段言わないようなセリフも多くありましたが、普段の僕と似ている部分もあったりしたので、割と自然体のまま演じられたんじゃないかと思っています。

――アフレコ時の印象的なエピソードを教えてください。

先ほども話した通り、メインキャラを演じるのは初めてなので、1話の収録は本当に緊張していて。「アフレコを止めちゃったらどうしよう」とか考えていたんですけど、先輩方が「大丈夫だよ」って優しく声をかけてくれました。

あと僕は収録が終わった後も、「もっとこうした方がよかったんじゃないか」みたいなことを無意識で口に出しちゃうんですよね。そういう時に木下うたげ役の早見(沙織)さんが「今の方がすごく良かったですよ!」「そんなことないですよ!」って、うたげちゃんのように全肯定してくれて。その温かさは、アフレコをやる上ですごく心の支えになっていました。
「多聞くん今どっち!?」より
「多聞くん今どっち!?」より / (C)師走ゆき・白泉社/多聞くん今どっち!?製作委員会


■“推される側”だからこそ共感できる「皆さんのイメージを崩したくない」

――波多野さんは声優として表舞台に立つことも多いと思います。演じている役柄や、F/ACEメンバーに共感できることはありますか?

ファンの方々って推しのプライベートな一面などをSNSで見たいと思う方が多いと思うんですけど、僕は皆さんのイメージを崩したくないと考えてしまうんですよね。多聞くんも「嫌われたくない」「幻滅されたくない」という思いがあるので、そういうところは彼と似ているんじゃないかな。

僕自身もSNSに写真をあげる時は、着ている服やいる場所によって、「可愛い系の写真が撮れるな」「今はどちらかというとカッコいい系だな」というのは意識しています。

――12月には「AGF KOREA 2025」のステージにも登壇されていたと思います。波多野さんにとって初海外ということでしたが、いかがでしたか?

メッチャ緊張しましたね(笑)。ステージでは最初の挨拶と締めの挨拶、多聞くんのセリフを韓国語で話す場面があったんですけど、スタッフさんやマネージャーさんにも「まだやっているの!?」と思われるくらい裏で韓国語を練習していたんですよ。

でもステージに来てくださった皆さんが、本当に温かく迎えてくださったことに救われましたし、何よりもこの作品が愛されているということが伝わってきました。日本だけでなく、海外で待ってくださっている方々にも早くお届けしたいなという思いが強くなりましたね。

――波多野さんが演じている福原多聞は「セクシー&ワイルド担当」ですが、自分を「○○担当」で表現するなら?

「真面目担当」ですかね。かなり真面目に考えすぎてしまうんですよ。それは表現において、良い時もあれば足を引っ張ってしまう時もあるので、いつか打破したいと思いつつ……。いまだに打破しきれていない真面目さは良いところでもあると思っています。

――確かに。先ほどお話していただいた「アフレコ時のエピソード」と繋がってくるような気がしました。

「冗談もあまり言わないほうがいいのかな」って固く考えがちなんですよね。なので、やっぱり「真面目担当」かなって。
「多聞くん今どっち!?」より
「多聞くん今どっち!?」より / (C)師走ゆき・白泉社/多聞くん今どっち!?製作委員会


「多聞くん今どっち!?」より
「多聞くん今どっち!?」より / (C)師走ゆき・白泉社/多聞くん今どっち!?製作委員会

■「何でもできるエンターテイナーになりたい」役者を目指したきっかけとは

――本作では、木下うたげが福原多聞の本来の姿を見てしまったことから物語が始まります。波多野さんの「あまり表には出していないこと」があれば教えてください。

穴の開いた靴下が捨てられないことですね。「靴下を履いていろんなところに行ったな」ということを考えると、その靴下をゴミ袋に入れた時に、悲しそうな目でこちらを見ているように感じてしまって。周りからは「ちょっと変わっているね」と言われるのですが、皆さんも長く着ている服があるように、愛着が湧いてしまうんですよね。

――本作は、“推し活”が大きなテーマになってくると思います。最近ハマっていることや、推しているものはありますか?

僕は中学生の頃から「三代目 J SOUL BROTHERS」がすごく好きです。歌を好きになったきっかけがその方々と言っても過言ではないですし、何より歌や音楽に対しての姿勢が素敵なんですよね。ドキュメンタリーやライブDVDも全部見ているんですけど、ライブには当たったことがなくて……。なのでいつもDVDを見ながら「行きたかったな」と思っています。

――波多野さんは過去に舞台出演や、ゲーム実況に挑戦してみたいと話していたりと、声優の枠に留まらない活躍や展望がうかがえます。さまざまなことに挑戦するきっかけや原動力は?

僕が役者を目指し始めたきっかけが、大泉洋さんの出演されていた「青天の霹靂(へきれき)」という映画でした。そこから色々な表現に触れていく中で、一時期ミュージカルにハマったんです。ミュージカルって全てが詰まっているエンタメだと思って。それからは「何でもできるエンターテイナーになりたい」という思いが芽生えました。

僕は歌や踊りだけでなくお芝居も好きですし、多くの人に夢を与えたいので、アニメやゲームだけに絞るのではなく、いろんなことに挑戦したいと言い続けています。

◆取材・文=渡辺美咲
「多聞くん今どっち!?」キービジュアル
「多聞くん今どっち!?」キービジュアル / (C)師走ゆき・白泉社/多聞くん今どっち!?製作委員会


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