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NewJeansはなぜ特別だったのか? ニュジおじ(死語)が考えるK-POPの停滞と音楽シーンがつまらなくなった理由

NewJeansはなぜ特別だったのか? ニュジおじ(死語)が考えるK-POPの停滞と音楽シーンがつまらなくなった理由

NewJeans不在で露呈した2025年K-POPの限界

NewJeans以降、K-POPは再び「強さ」を取り戻そうとしてきた。より激しいダンス、より攻撃的なサウンド、より分かりやすいメッセージ。だがそれは、すでに完成しきった文法の再生産に過ぎない。

技術的には完璧でも、驚きが構造的に生まれない。2025年のK-POPが停滞して見える理由は、質の低下ではなく、更新が起きない構造そのものにあるだろう。

この問題はK-POPだけに限らない。世界の音楽シーン全体が、アルゴリズムとマーケティングに最適化されすぎた。

短くて、すぐフックが来て、ソーシャルメディアで使いやすく、炎上しない。音楽は「嫌われない商品」になってしまった。

だが本来、音楽が人を熱狂させてきたのは、よく分からなさ、不快さ、説明不能な感情を含んでいたからだ。

NewJeansは「最後の例外」だった 

NewJeansは、その要素を久々にメインストリームへ持ち込んだ“例外”だった。彼女たち6人が特別だったのは、才能や完成度だけの問題ではない。

音楽が完全に管理される直前の、ほんの一瞬の隙間に現れた存在だった。

2025年の音楽が退屈に感じられるのは、新しさが枯渇したからではない。新しさが最初から管理されるものになってしまったからだ。

NewJeansは、その管理が完成する前に現れ、何も説明せずに去った。だから今も、特別に見えるのだろう。

配信元: 週刊実話WEB

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