2025年、annaが注目するのは、自分の“夢”に真っすぐ向き合う学生アスリートたち。第三弾に登場するのは、関西大学体育会陸上競技部の前田彩花(まえだ あやか)さん。7月には世界大会で日本代表として走り抜き、女子ハーフマラソン団体優勝を果たした実力者です。陸上への情熱、家族との絆、そして日常の素顔をのぞかせてもらいました。
( Index )
- 家族との絆が私の走る原動力
- 自分の可能性だけは諦めたくない
- 身体が疲れたら無理せずリフレッシュ
- 家族のあたたかな応援が追い風になる
- オフの日はDIYと料理に夢中
前田 彩花(まえだ あやか)
関西大学商学部、体育会陸上競技部所属。愛知県出身。高校から陸上を始め、専門は長距離。2025年「日本学生陸上競技個人選手権大会 女子10000m」優勝。FISUワールドユニバーシティゲームズ2025日本代表、女子ハーフマラソン団体優勝。趣味はDIYと家族とのランニング。
家族との絆が私の走る原動力
陸上を始めたきっかけを教えてください。
中学時代はバスケットボールをやっていたのですが、父がランニング好きで、一緒に走る時間がとても楽しかったんです。やがて母や兄も加わり、今では年末年始に家族4人で10kmを走るのが恒例に。私にとってランニングは「家族とのつながりを感じられる楽しい時間や思い出」がいっぱいのものなんです。それで、高校では陸上部を選びました。
そこから全国をめざすようになったのは?
高校2年のとき、顧問の先生に都大路(全国高等学校駅伝競走大会)の観戦に連れて行ってくれたことが転機となって、全国を目指すようになりました。当時は県大会に出場するのが精一杯という成績だったのですが、「自分もこの舞台に立ちたい」と思い、本気で陸上に取り組むようになりました。

