トヨタの新型RAV4が爆売れしている。2025年5月にワールドプレミアされ、12月17日に国内で発売されたが、発表直後から大きな反響が巻き起こる。販売店では10月頃から既存オーナーを中心に、先行予約が入り始めていた。発売日を迎えた時点で、すでに多くの注文を抱えた状態だった。
価格はハイブリッドの「Adventure」が450万円、上位モデルの「Z」が490万円という設定だ。決して安価なモデルではないが、日常の移動から週末の遠出まで、一台で済ませられる点が評価されている。
生産が本格的に動き出すのは2026年1月からで、今年10月以降に入った先行予約分が優先される。発売後に注文した場合、納車は2026年春以降になる見込みだ。販売会社ごとに割り振られる台数は多くなく、仕様によっては受付を止めた店舗が出ている。
12月15日からは品質確認のため、高岡工場(豊田市)の一部ラインが停止するという異例の措置が取られた。発売直後の人気モデルだけに、ユーザーの間では不安が広がったが、12月25日には生産再開。
購入希望者がこうした動きに敏感になるのも、無理はない。トヨタではこれまでにも、アルファードやヴェルファイアなどの注文が殺到し、受注停止に追い込まれたことがある。RAV4でも同じ展開を警戒する声が出ているのだ。
実際にディーラーを訪れると長期の納車待ちを告げられ、別の販売会社に問い合わせ、さらに別の地域の店舗まであたるという動きが広がっている。県をまたいで枠を見つけ、ようやく契約にたどり着いたという人は少なくない。
では、1日でも早く納車されるにはどうすればいいのか。
まずやるべきなのは、できるだけ早く注文を入れて、受注の列に並ぶこと。RAV4ほど注文が集中している車では、遅れれば遅れるほど納期は後ろにズレていく。途中でキャンセルが出れば、その分だけ順番が繰り上がるため、とにかく列の前に入っておくことが重要になる。
その際、人気の色やグレードを選んでおくと、キャンセルが出たときに枠が回ってきやすい。販売会社ごとに持っている枠は違うため、1店舗だけでなく複数の販社にあたるのが基本だ。
オプションの選び方も、納期を左右する。パノラマムーンルーフや20インチホイール、モデリスタのエアロといった人気装備は、専用部品の調達や組み付け工程が増えるため、生産に時間がかかりやすい。できるだけシンプルな仕様で注文した方が生産枠に入りやすい、というのが実情である。
さらに、トヨタのサブスクリプションであるKINTOを使う手もある。RAV4向けの枠が用意されており、タイミングによっては通常の購入ルートより早く動く場合がある。買い切りにこだわらなければ、納期を縮める現実的な手段になろう。
最後に、中古車店などが確保している、新車のオーダー枠を狙う方法もある。新車の供給が限られる中で、先に枠を押さえていた業者の車が市場に出てくることがある。価格は割高になりやすいが、納期を優先する人にとっては、選択肢のひとつになる。
ここ数年、トヨタの人気SUVは発売直後から注文が集中し、納期が長くなる傾向がある。車種によっては1年以上待つこともあるだけに、動くならとにかく早めに。
(ケン高田)

