都内で攻勢を強める九州発祥のディスカウントストア「トライアル」。2025年7月に「西友」を買収して以降、都市型の小型店舗「トライアルGO」を出店し、西友との複合店舗「トライアル西友」を出店したりと、年末にかけて俄然勢いづいている。
そんなトライアルは、ディスプレイ付きの買い物カート「レジカート」を導入しており、レジの省人化と待ち時間短縮において、テクノロジーを活用しているのだが、さらに買い物の手間を省く仕組みも取り入れている。それが「顔認証決済」だ。
実際に使ったら、便利なんてもんじゃない！ 財布もスマホも取り出す必要ナッシング！ とくに小さなお子さんを連れて買い物をする機会の多い人に、ぜひとも活用して頂きたい！
・レジカートでレジの省人化
私（佐藤）はレジカートを小平市のトライアル西友で体験済みだ。購入する商品をカゴに入れる際にバーコードを読み取るので、会計時にスキャンする手間が省ける。
その時間は短縮されるのだが、会計に入る前にスタッフがスキャン漏れをチェックするゲートがあるため、結局、そこで混雑が発生していた。どれだけ便利な機械を導入しても、混むときは混むのである。当たり前だけど。
とはいえ、レジで商品をスキャンする手間がなくなる分、レジに割く人員が削減されているのはたしかだ。
・SU-PAYアプリの登録
顔認証決済は、トライアルGOの中野中央5丁目店がオープンした日に受け取ったチラシで知った。調べたところ、トライアルは2022年頃から顔認証決済の実証実験を繰り返しており、昨年から本格導入しているようだ。
これを利用するには、トライアルの決済アプリ「SU-PAY」と顔認証決済アプリ「NEC顔リンクサービス」をそれぞれ端末にインストールして登録し、連携しなければならない。
ざっくりとSU-PAYの登録方法を解説しよう。詳細な内容は店舗で配布されているチラシか、SU-PAYの公式ページをご覧頂きたい。
まずは端末にアプリをダウンロードしてインストール。初期使用時には「初めてアプリを使う方」をタップする。
すると、ホーム画面中央に「残高0円」の状態でバーコードが表示されている。右上の歯車アイコンからプロフィール登録へと進む。銀行口座の登録はプロフィール登録後に、中央の「チャージする」から行うこととなる。
歯車アイコンをタップすると「お客様設定」が開くので、「プロフィール設定」に進む。そこで住所・氏名など個人情報を登録するのである。
続いて、ホーム画面から「チャージする」をタップすると、銀行口座の設定へと進む。初期状態では登録されていないので「新しく銀行を登録する」をタップする。
楽天銀行で利用したかったのだが、楽天銀行は現在のところ（2025年12月）非対応だった。みずほ・三菱UFJ・三井住友などの主要銀行、地方銀行などは利用が可能だ。詳しくはSU-PAYの対応銀行一覧をご確認頂きたい。
ということで、私はみずほに紐づけしようとしたのだが、ネットバンキングを利用していなかったので、ここからネットバンキングの新規申請へ。すでに利用されている方はSU-PAYに「お客様番号」を入力してチャージが可能になるはずである。
そして口座の紐づけが完了したところで、ようやく金額をチャージできる。1円単位でチャージが可能で、私はためしに3000円ほどチャージしておいた。ここまでがSU-PAYの段取りである。