5位:もめんたりー・リリィ
10年ほど続く本ランキングにおいて、孤高のスタジオ・GoHandsの作品が本作で初めてトップ5入りしました。「もめんたりー・リリィ」は「髪の毛一本一本まで動く」と話題となった超絶密度の映像と、「割烹(かっぽー)」というキャッチーなフレーズによって彩られたポスト・アポカリプスSFです。
ファンからは「GoHandsにしかできない唯一無二の映像体験」「キャラクターの死や記憶の継承などを通じて人間の条件を問う、意外にも骨太なストーリー」と、映像・内容の両面で高く評価されています。霞れんげら少女たちが終末世界を歩き、戻れない変化を引き受けていくロードムービーとしての完成度も高く、ただの雰囲気アニメに留まらない深い余韻を残しました。
「クセの強さが万人受けしないのはわかるが、このクセこそがGoHandsの魅力」「GoHandsはこれでいいんですよとゴリ押しで言いたくなる」と熱く推す声が多く、映像表現の限界に挑み続ける制作陣の情熱と、SFとしての質の高さが同居した、非常に挑戦的なオリジナル作品です。
6位:渡くんの××が崩壊寸前
一見するとライトでキャッチーなラブコメですが、その実態は依存や執着といった思春期の歪みを真正面から捉えた人間ドラマが展開するのが本作です。10年前から続く人気マンガを原作に、2クールという尺を使って、「子どもでも大人でもない」高校生たちが恋愛を通じて「大人」になっていくさまを丁寧に描き出しています。
ファンからは「単なるヒロインレースではなく関係性の再構築まで描いて、『恋愛1回で人生が決まるわけではない』というこれまでのラブコメへのアンチテーゼ的なよさがある」「中盤以降は親世代の視点が絡み、子どもの近視眼的な恋愛を相対化する構成が素晴らしい」と、その脚本の深さに驚く声が寄せられています。
見放題ではFOD独占配信という視聴環境がハードルとなり、広く話題になりにくい状況でしたが、「他サービスでも配信が解禁されたら、その日のうちに全人類に薦めたい」と熱弁するファンがいるほど、一度見ればその丁寧な心理描写の虜になりそうな作品です。

