
ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。
ほとんどの女性が連絡をたくさんくれる彼のほうが好きだと言います。その気持ちもわかりますが、連絡をたくさんくれるからって自分を大切にしてくれているか、愛してくれているか、それはイコールではない、また違うと思ったお話です。今回は審査制のハイスペックマッチングアプリTで出会った「LINE過多男」です。
★これまでのエピソードはコチラ!
■「おはよう」「おやすみ」この彼とは、連絡先だけ交換してすぐに会ったりはしませんでした。非常にマメな人でした。こんなマメな人、今まで会ったことがないというほど。たくさん連絡くれるし、話も聞いてくれる。LINEは即返信、会話も続く。しかも長時間。暇なの? なにしてる人? どうやら転職して現在有給消化中、時間がたんまりあるからとのこと。ただ“マメ”といっても、良いマメと悪いマメがあるなと教えてくれたのがこの彼でした。
彼は必ず朝7時に「おはよう」夜0時に「おやすみ」と送ってくるのです、しかも毎日。最初は私も返していましたが、さすがに面倒くさくなってきました。なんで毎日? とシンプルに疑問でした。
1回「おはよう」を無視してみました。これは実験です。すると追いLINEはしてこない。次の日既読にしてみました。するとその次の日朝7時に「おはよう」と来ていました。どうやら未読にしていると、まだ見ていないんだなと彼は判断して返信しないけれど、既読にしてしまえば「おはよう」「おやすみ」の送信を続けるというスタイルのようでした。
今まで既読スルー未読スルーの経験もあるため連絡が来るのは嬉しいといえば嬉しい。ですが、限度がある…。このままでは楽しかったはずのやりとりが疑いと負担だけになってきてしまう。
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■作戦文字をやめたい。LINEが彼の圧でパンクしそう。この彼と声を聞いてちゃんと話してみようと私は「一旦、電話しませんか?」と彼に提案してみました。もちろんすごいスピードで「いいですよ、電話しましょう、◯時はどうですか?」と返信が来て電話をすることになりました。
まず、話し出して感じた印象は、思っていたよりチャラチャラしていなくて言葉の使い方が大人でしっかりしていました。意外でした。やっぱり文章だけでは人はわからない。ただ、あのLINEの量と「おはよう」「おやすみ」のルーティーン。あれは一体…。聞いてみることにしました。
「すごくマメだよね、LINEとかめっちゃしてくれるよね」気を遣いながら私は言いましたが、本音は、送り過ぎだよと遠回しに伝えていました。すると彼は「ああ、まあね、だって作戦だもん」。作戦? どういうこと?
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■成功体験「マメにしとくのはいいことなんだよね、それで俺は転職成功したから」。ほんとに? すでに私はキミからのLINEが過多すぎてLINEを開くのがもう疲れてきたし、なんなら交流を辞めにしたいという気持ちが出ているのだが…。
「最初は信頼を得るために自分を日常に溶け込ませる、だからたくさん連絡する、それで脈ないなって思ったら引く、数ヶ月引く、絶対に相手は気になるから、だって毎日連絡くれた人だから」。駆け引きってことか…。
話を聞きながら確かに正しい部分もあるかもなと思いながらも、そもそも駆け引きとかしたくないと感じました。ただ、話を続けていくとどうやら彼、以前、マッチングアプリでデートした女性とたくさんマメに交流したのにおとせなかった経験があるということでした。「付き合いましょうってなってたのに、急に連絡とれなくなった」。
私は喉まで出かかっていました。LINE過多だからじゃない? と。それお相手負担になって苦しくて未読にしたんじゃない? と。もちろん言いませんでした。
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■愛をテーマに3時まで彼は、そこから仕事をめちゃくちゃ頑張って転職し、もっといい会社に勤めることになったと。相手に執着するのをやめて仕事を頑張った、結局向こうから連絡が来たという話でした。私も同じことを経験したのでそこは共感できる。気づけば、私も元カレえびおくんとの失恋の話をし、人間の心理の話になっていきました。
彼「結局、なんでこんなに連絡が来なくなったことが気になるのか、それは手に入らなかったからってだけで、俺はその人のことを何も知らない。じゃあなんで好きだったのか、その人の容姿が好きだった、それだけだったんだ」
私「なんとなくわかる、うまくいかなかった恋愛に執着してしまう気持ち、私は元カレを恨んでいたし、まだたまに思い出して悔しがっているよ」
彼「なんで、恨むか、わかる?」
私「なぜ?」
彼「それだけ、愛していたからだよ」
こんなふうに「愛」をテーマに私たちは深夜3時まで話していました。さらに彼にこんなことを言われました。「まだ悔しいなんて、それはね、まだ愛してるからだよ」。え? 私、まだ好きなの? そんなはずは…。
さらに「なんか、恋愛に刺激求めすぎ、だからそんな疲れる恋愛することになるんだよ」はい、そうなのかもしれません、と私は完全に彼のペースに引き摺り込まれていました。この彼、なんか妙に人を支配する感じがある。ただ、もうこのあたりでいいかなと…。私は、電話を終えて即寝しました。明日からこの彼とはフェードアウトしよう…。
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■この人、ChatGPT?翌日の朝7時には、やはり「おはよう」が来ていました。さらに、画像まで来ていました。それは自撮りの写真でした。「女の子にこの写真かっこいいって言われた」というのは、サングラスをかけてドリンク片手にキメている1枚。
この彼、私となにがしたいの? 私はこの後すぐ誕生日を迎えたのですが、もちろん最初に連絡をくれたのはこの彼でした。0時ぴったりに「おめでとう」。だんだん怖くなってきました。毎日なんで疲れずに続けられるの? この人ってもしや、AI? ChatGTP? 誕生日の次の日のおはようLINEをしばらく未読にし無視していたら、やっと止まりました。
ここからどれくらいの期間、間を置くのだろうか、いや、もう来ないかもしれない。こちらからもしない。結局、会う前に疲れてしまい、実際会うことはありませんでした。マッチングアプリは、初回デート前にたくさんやりとりするのは、私個人としてはオススメしません。相手に会うワクワク感や、会って空気感や表情を見て話すことが大切かなと思います。
そして私はマッチングアプリはここまで、としました。なぜなら、また、結婚相談所に入る流れが突然訪れたのです、続く!
太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。
